JSR、子会社債権200億円を放棄
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リチウムイオン電池キャパシタ子会社の、JMエナジーへの債権放棄。①が会社リリースだが、乗用車用途などを想定した開発体制・製造工場の拡張を進めてたが、大口顧客での不採用決定で、設備の大半が余剰となる見通しとなり減損。②は2015年3月の増設時の記事、③が自分が過去にコメントした同社キャパシタについての記事。
成長が期待される領域は、キャパがないとそもそも受注競争の土台にのることができないこともある。一方で、立ち上げるために投資しても、最後受注が取れないこともある。また、成長領域だから、初期は様々な方式が乱立し、その方式が勝てないと、個別案件での受注だけでなく、中長期の受注も厳しくなる。かといって、リスクを取らなければ、成長領域を取れないわけで、そのバランスは難しい。
にしても、想定してた大口というのは何かが気になる。キャパシタは、バッテリーに比べて充放電サイクルが短く、建機で使われていると思う。自動車だとスズキのエネチャージがキャパシタ使っていないが使い方のイメージはキャパシタに近い(エネチャージは2014年発売だと思うので今回には関係ないだろう)。自動車だとすれば、量産準備までして最後外すというのは、そこまではないと思うのだが…
①http://www.jsr.co.jp/news/0000644.pdf
②http://lnews.jp/2015/03/h030406.html
③https://newspicks.com/news/844895?ref=user_100438