起業の裾野を広げる工夫がもっと要る
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注目のコメント
「日本のベンチャーキャピタルによる2014年度の国内投資は、前年度比3.1%増の740億円だった。2年連続で増えたが、米欧に比べ依然少ない。」
そうじゃなくて。
中国の1/15、インドの1/4から今年に入って1/7とか、そういう悲しい状況なのであって、「欧米に比べて」いる場合じゃないのですよ。
アジアのマクロ規模もベンチャー投資規模も欧米を当然に越える、そしてその中では中・印が大半であって、日本はアジアをも牽引出来ない、これが全体トレンド。
だから?だから何をするべきか?を具体的に考えて今すぐ行動するべきであって、欧米と比較することで現実逃避することが最も避けるべき行動なのです。
GMOVenturePartnersは日本のVCで小規模な所帯ですが、それでも必死にインドから北米までカバーしているのは、2050年まで想定して行動しなければ、日本が干上がってしまうからです。だからこそ500Japanはシードに特化する。最初に資金を出す投資家として、あらゆる分野の超初期のスタートアップに対し、プロダクトと起業家を重視して、まずは数千万円のリスクキャピタルを供給する。上手くいけばさらに追加で1〜2億円を出すのが基本の投資戦略だ。
マネタイズが見えなくても、マーケットがまだなくても出していく。SCHAFTは国内で投資を集められなかった。僕らは彼らのようなスタートアップの味方でありたい。
ここ数年でVCや支援者が増え、環境が整ってきたからこそ、次の段階に進むことができるのだとも思ってる。逆に、今やらなければJapan passingが止められないところまで行ってしまうのも、特に機関投資家と話していると強く感じる。500によるリスクキャピタルの供給に加え、500が架け橋となって日本のスタートアップの情報を世界に積極的に発信することで、この流れを変えていきたい。ベンチャーというと、投資や融資の話に終始しがちだが、
協業促進もとても大事。メニューを広げることが起業の裾野拡大には大事。
協業促進。ベンチャーという切り口では経産省が動き出してます。
女性活躍では農水が。
女性に限る必要はないといわれがちだが、海外はアメリカ(連邦契約の5%発注目標)や韓国で女性起業家への発注促進がもう数年前からスタートしています。
私も、3年前から年1回、企業×女性起業家のマッチングイベントを実施しており30%以上が商談につながり過去2回で10%近くの商談成立してます。
昨年は、大手企業とのサービス提携につながった創業2年目の若手IT女性起業家も。
新旧が知恵を出し合い、補完しあえる面があると思う。すべての起業にチャンスを広げる施策と実力を磨き上げる機会提供があってよいと思う。
最後に宣伝。協業促進イベントを2月10日に実施します。まずはどんな起業家がいるのか知るだけでも是非。→http://joseishacho.net/2015_matching/