北海道の課題を解決したい。“ファイターズ流”地方創生で観客増
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なぜ野球チームが読書促進活動をやっているのか。一般的に社会活動はなかなか注目されませんが、だからこそ早いうちに取り上げたかった。表に出てくる数字には、裏の努力があります。こうした活動が数十年後、野球人気につながってくるといい。
本稿冒頭に出てくるように、スポーツビジネスにおいても人口減は頭を悩ませる問題ですよね。特に球界再編以降に地域密着を掲げて舵を切り、成功モデルの1つとされている日本ハムですら、その問題からは逃れようのない現実。観客動員という数字がそれを表しています。
読書や食に関する取り組みがファイターズ流の地方創生に貢献するという理念は本当に素晴らしいと思いますし、ぜひ継続していってほしいですが、コレをやることで動員や収益が改善する特効薬にはなりえず、回り道を余儀なくされる施策でしょう。球団個々で対処できるには限界が来ている。MLBのようにNPBがリーダーシップを取ってリーグ全体のビジネスを追求していかないと、これ以上収益が劇的に増えることはないかと...
このまま主催試合の観客動員数が減るようなことになると、旭川や帯広、函館といった北海道各地で主催している地方球場のゲームの廃止も検討され始めるでしょう。現に、そういうことを主張している有名野球ブロガーがいます(下記参照)
◎地方球場での一軍公式戦は必要か?(野球の記録で話したい)
http://baseballstats2011.jp/archives/45310605.html
◎地方球場での試合による“機会損失”を考える|2015NPB(野球の記録で話したい)
http://baseballstats2011.jp/archives/45331431.html私の知人が作った言葉ですが、
SPORTS × SOLUTION = SPOLUTION
これからのプロスポーツは「そのチームが有ることによって地域に良い影響がある」ということを自分達から取り組んで行く必要があると思います。
ファイターズのこのような取り組みは、まさに地域の課題を解決するSPOLUTIONですね。