【佐渡島庸平】「編集者不要論」は本当か
コメント
注目のコメント
今回、このニュースピックスで連載なども、ダイヤモンドの編集者が仕掛けてくれました。普段、ぼくがやってることを、自分の本の場合、客観的になれなくて、自分ではできない。編集者の仕事に気づくきっかけがぼくにもたくさんあった。
お金を払うかどうかは、習慣化しているか、違和感を持たないかという点に非常に左右されると思います。
スマホのアプリでも、マーケットと呼べるまでにビジネスとして成立している筆頭がゲームなのは、アイテムを購入していくという消費行動が既に浸透しきって利用者にとって意味がわかる行為である点が大きいのでしょう。
サービスを開発する以上に、お金を払う理由を再定義することの方がよほど困難なのではないかと。特にデジタルの場合。アプリだったりすると、だいたいの相場観も形成されていて、全く違う価値でも同じ俎上で比較されてしまいますからね。海外からの友人に東京案内を頼まれた場合、いかにも日本らしい浅草などを案内することもあり得ますし、あえて中野ブロードウェイに連れていくこともあったりもします。相手のニーズを想像したり、あえて外してみたり。こうして東京という街を自分なりに「編集」している訳ですね。
こうした編集能力は不要にはならないと思います。
また編集という作業は「無から有」ではないかもしれないけれど、出版など既存のビジネスを解体→再構築していく上でも必要な能力なのではないかと思います。
