32歳、休職してでも、大学院にいくべきか?

2015/12/10

【佐山氏への相談】

ある金融機関でアナリストをしている者です。大学院の経済学研究科修士課程に進み、さらなる専門のブラッシュアップと(できれば泊付けも)したいのですが問題は、この間、大学院側が休職を求めてきていることです。
会社的に休職は可能ですが、不在は一定のリスク要因になりかねません。会社と大学院どちらを優先すべきでしょうか。
(金融機関、男性、30代)

10年後を考えて結論を出す

32歳で金融機関にお勤めとのこと。大学院に行くことに本当に価値があると思うなら、休職して行くべきです。
38歳の銀行のニューヨーク時代、働きながら夜間のMBAに行こうかどうか迷いました。そのときに行ったケースと行かなかったケース、それぞれ10年後にどう思っているかを考えてみました。
行ったケースは、迷っていたけど行ってよかった、行かなかったケースは、迷っていたけど行けばよかった、と思っているに違いないことに気がつきました。ならば、行けばいいと思い、行くことにしました。今でも、本当に行ってよかったと思っています。
今回の大学院、休職して行ったケースと行かなかったケースを想像してみてください。本当に行く価値があると思うなら、行かないと10年後に後悔するんじゃないでしょうか。ならば休職してでも行くべきだと思います。