日本人の生活に浸透するパーム油、生産担う東南アジアと環境負荷
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執筆した川端です。「パーム油」を取りあげました。私たち日本人の生活で、気付かないうちにかなり使われています。もはや、日本人の日常生活は、マレーシアとインドネシア(世界のパーム油生産9割)の存在抜きには語れなくなっています。
この記事を書いたきっかけは、マレーシアとインドネシアがOPECをイメージした価格調整の組織を作ると言うニュースが11月下旬に流れたことです。両国の経済にも影響がありますし、パーム油価格はパーム油製品=食品・日用品の価格にも影響が及びます。
また、環境負荷の大きい作物でもあり、環境の持続可能性をどう担保するかが重要な課題となっています。
なお、本文では触れていませんでしたが、世界で消費量が多いのは、圧倒的に中国とインドです。新興国が豊かになるにつれて、食や日常生活が豊かになり、パーム油の消費も増えています。他方、消費量が同じく多いEUでは肥満の原因になるという理由から特別な課税(ヌテラ税)をするという動きもありました(実現せず)。
ぜひ、お読みください。
追記:Nakagawaさん指摘にありますように、燃料としてのパーム油という視点もとても大切です。
追記:足立さん コメントありがとうございます。期待していました。持続可能なものだとプレミアムはその程度なのですね。勉強になりました。また、この写真はKLからマラッカの途中にあったプランテーションです。落ちていたものなので、鮮度が下がっている(?)ような状態かもしれません。アブラヤシは修正しました。生産から廃棄まで、トータルでの環境保全が様々な業界で進んでいますが、パーム油はバイオディーゼルや、下記で触れたジェット燃料などとも関連性が強いです。
https://newspicks.com/news/1250706ちなみに、パームヤシのプランテーション用で建機の需要が一定ある(農地開拓)。インドネシアの最大の建機需要は石炭だが、プランテーション用途も少なくなかったはず。ただ、それは記事にもあるように環境負荷が高い。