幻の日本発スマホは10年前「トヨタの家」にあった
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TRON坂村健氏への「未来の家」インタビュー第2弾。iPhoneが生まれる前に、スマホの原型的なものがあったのはびっくり。当時、日本の通信会社はどこも見向きもしなかった、というのが悔やまれます。トヨタの研究所にある、第2期TRON電脳住宅をみると、バブル絶頂期の快楽を求めた1980年代から、2000年代に入って「地球を思いやる家」という発想が出てきているのがわかります。
スマホの原型ね。素晴らしい。
でも、海外に持っていくこともできたろうし、結局は、アップルはやって、トヨタはやらなかった。
できるかできないか、ではなく、やるかやらないかなんだよ。正直、スマホの原型みたいなこと言うなんて、すごくダサい。
スマートフォンが世の中に広まったiPhone(iOS)やAndroidの成功要因は、こういうものじゃない。もし本気で言ったとすると、世の中のビジネスやテクノロジーの進化を何もわかってない。
だいいち、スマートフォンは多機能リモコンじゃない。
「電話を付けたらスマホになる」って、いいハードさえ作れば売れる、と考えているダメな日本の典型的なメーカの発想に聞こえる。
TRONは昔から知っているだけに、正直がっかりした。