和製グローバル化戦略のすすめ
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注目のコメント
グローバル系に関してはこれが自分の終章です。いろいろな角度で海外展開に取り組んで、結局組織でも個人でも自分のアイデンティティを捨てずに7割強みを生かしつつ3割くらい表面を変容させるもんだよな、という結論に至りました。あとはこれを実践して成果を出すだけ。成果の伴わないセオリーはセオリーにならない。波及もしない。色々偉そうなこと書いてますが、自分がそれをもってどれだけインパクトある結果を導けるかというところに今後5年くらいかけてこだわり尽くしたい。
"「グローバル」という市場・空間・人材は存在しない"というのはその通りだなと。先日も「アジア市場への進出」というお題でカンファレンスに出ましたが、「アジア市場なんてものはない」ということをお伝えしました。ともすれば、日本も中国も韓国も、下手すりゃインドネシアなんかも一緒くたで「アジア」と見られているような感があります。逆に我々も、「東南アジア市場」、「ヨーロッパ市場」などと、全く異なる市場を同一視しているのかもしれません。
以前シンガポールの起業家が、「東南アジア市場なんてものはないから、結局は中国かアメリカで事業展開を目指す起業家が少なくない」と話していたのが印象的です。
一方で英語圏か否かは、大雑把に市場を隔てるうえで最大の要素ではあるかと思います。非英語圏を主戦場にビジネス展開を行っているということは、正負の両面がありますね。良記事。この一連の連載、どれも実務家である中山さんが、海外・日本での実務経験や、それを汎用化した今回の記事のようなものの集合で、どれも土曜日に読むのにとてもオススメ。その割に、Pickが少なく個人的にはもったいないなーとも思う。
記事に戻ると、グローバルもアジアもマジックワードだし、日本の歴史観含めた特徴というのは本当にそう思う。人種のバラツキがほとんどない一方、文化の取り入れに関しては極めて柔軟で積極的。そのために重要なのは、『多文化に対するリテラシーを磨き、日本の強み・弱みの自覚とその調整能力』というのも本当に同意。楽観することも悲観することもなく、客観視して、強みを伸ばして、弱みを強化するよろどうやって害とならないレベルで補完するかを考えることは重要。
個人的には、人口構造を考えると移民は受け入れざるを得ないかとも思う。一方で、言語が違うなかで、移民政策を変えれば移民の方が来てくれるほど日本に魅力があるかというとそうでもないと思う。だからこそ、むしろ歴史や強みという点を考えて、出生率を上げるような方法ができないかというのが、本来は一番あるべき道なのではないかとも思う。