エリクソン、米シスコによる買収・合併めぐる協議を否定
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<追記>
各社の通信売上と通信のR&Dです。
シスコとエリクソンはまだ合体していないので単純合算
売上 R&D(億€)
(シスコ+エリクソン) 341 87
ファーウェイ 235 50
ノキア+アルカテル・ルーセント 250 47
(シスコ) 90 47
(エリクソン) 251 40
ZTE 71 11
ジュニパー 23 8
NEC 55 4
富士通 25 2.5
<元>
全く同意。
グローバルで通信機業界の再編が進んでいるが、5Gを意識したものだろう。2015年4月に、ノキアはアルカテルを156億€(約2兆円)で買収することを発表したが、7月にはECの承認も得て、2016年前半の統合を目指している。また、先週、11月9日には、シスコとエリクソンが研究開発で包括的な提携をすると発表した。背景は、5Gでの巨額な研究開発費である。5Gの市場で生き残るためには、下記に示すように、一声、50億€、約7000億円、売上も200億€、約3兆円が必要のようであり、世界は、シスコ+エリクソン、ノキア・アルカテル・ルーセント、ファーウェイの3極に集約されそうだ。日本は、5Gの研究開発や標準化では、NTTドコモが中心にリードしているが、NEC、富士通は、売上規模、研究開発費でも劣勢である。富士通は、構造改革の件では、この世界の再編の中で、どこかとグルーピングすることも期待していたが、現状ではまだない。仮に、ドコモを加えても、開発費は、遠く及ばない。以前記事になっていたシスコシステムズによるEricssonの買収をEricsson側が否定。
有線IP系ベンダーと無線通信設備メーカーの合併。合併したら無線伝送路と有線伝送路を一手に押さえられるため、非常に魅力的な買収話であることは確かでしょうし、北欧の無線の標準化の力学を手に入れたいのはあるでしょうが、Ericssonもそんなに簡単じゃないよ、とのメッセージですかね。5G、アフリカ、IoTと通信ネットワークの新市場、成長分野はモバイル網が必須、と言うか前提。イノベーションよりもまずはスケールメリットが勝負の舞台に上がるには必要、と言うことですか。