ワイ貧困の連鎖を断ち切る案③〜カンナみたいにね、命を削ってさ〜
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情報が必要な人に届いていないというのは、その通り。日本でも生活保護率、就学支援率が最も高い中学校、高校に先日訪れ、先生方のお話を伺っていてもそのような話が出ていた。
(ただ、情報が必要な人に届かないというのは、貧困だけに限らず例えば、情報モラルの授業として全国の学校を訪問させて頂いた際に、本来聞いて欲しい人が出席しておらず、よく理解している人が出席しているということはある話だった。もちろん、よく理解してる人が諸事情により欠席している場合もあった。)
また、算数・数学の知識の不足も深刻で、先日訪問した高校では、高校3学年全体に算数・数学のテストを行った際、小学4年生の算数が理解できた生徒は全体の約17%。分数が分からない生徒がほとんどだ。
その学校では、アルバイトを推奨しているが、算数・数学が理解できずアルバイトに就けない生徒も多いと聞く。例えば、「2割引き」の意味が分からない、時計が読めないなどだ。もっと酷いのは、その学校の名前を履歴書に書いただけで、断られる場合もあるという。
一昨日、子どもの貧困に尽力されているあるNPOの代表と話をしていたが、「給食」がかなりのキーワードになるのではという話が出た。
子どもの貧困については、給食の出ない夏休み、冬休み、春休み、とくに夏休みの過ごし方が課題になっている。
そこで、学校の給食センターを民間で運営して、経済的に困窮している家庭の子どもだけではなく、地域の子どもたちが希望すれば少額の費用でお昼が食べられるということにしたらどうかと。払えない子どもには、行政から支援を行う。
子どもと学校の繋がりを構築したり、子ども本人の様子などを確認するためには、「学校に来てもらう」ことが、子どもたちにとっては重要だと考えている。
そして、長期休暇中の昼食提供とともに、平日夜の夕食提供ができれば、親が夕方まで仕事ができる。正社員に就ける可能性が増える。
子どもの貧困については、1,000字のテキストでは話しきれないので、もし機会があるのなら、リアルの場で子どもの貧困に関心のある皆様とお話できればと思っています。