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具体的に近大の入試を見ていくと、例えば経済学部では日程的には11回の受験が可能なようです。受験回数はダイレクトに受験者数に結びつくわけですが、例えばC方式をみるとセンター試験を利用した方式で3回受験が可能です。点数が決まっている中でなぜ3回受けられるかというと、試験で使う科目数が違ったり、出願の時期がずれていたりするわけです。
また一般入試も複雑です。以下はHPの掲載文です。
「近畿大学の一般入試・前期(B日程)では、受験者全員必須の「スタンダード方式」に、「高得点科目重視方式」「PC方式(センター試験併用)」「第二志望制度」「文系学部学部内併願方式」「他学部併願方式」などの学内併願方式を組み合わせることで、1日の試験で複数の合否判定を受けることができます。」
これを組み合わせると一人の一回の受験が、志願者数としては5人にも6人にもなり得るわけです。
また志願者数でカウントしていることもポイントで、複数併願の場合、前の試験で合格が出ると残りの試験は受験しないことも多いです。受験者数であるとカウントが減りますが志願者数は出願ベースなので受験していなくてもカウントされます。
というように、この数字自体を追いかけても、その大学の本当の強さは見えにくいです。ただ、少子化に加え、一人当たりの出願数は減少傾向にあります。ですから環境が厳しい中で、この数字を伸ばせる強さを近畿大学が持っていることは確かです。
追記:
岡さん
入試はかなり複雑化していて、我々関係者でも読み解くのに苦労します。ましてや高校生や進路指導の先生にとってはパズルのような印象かもしれません。母数が減る中では、様々な入試により志願者数を確保するのは市場性かもしれませんが、受験生オリエンテッドな状況ではない気がします。
・入試改革の面では、出願をすべてネットに変え、
・受験料は一律3000円割引などを実施してきた。
・女子受験生の増加も大きい。総合社会、建築など、女子に比較的人気の学部を新設してきた。
・研究の可視化に成功し、クロマグロの完全養殖、うなぎ味のナマズの開発など、水産研究所における研究成果は注目の的だ。
・キャンパスのインフラ整備にも積極的だ。女子学生を集めるには新校舎建設は欠かせない。
・あとは、近大水産研究所という居酒屋も出している。
こういった複合的に進められてきた受験生目線の改革が、志願者増に結びついているといえよう。やはり、重要なのは、地道な一歩一歩の改革ですよね。
http://between.shinken-ad.co.jp/univ/2015/09/post-6.html
それによって大規模私立大学の合格者数が大きく減ることが予想されます。
難易度が上がるとわかって志願する受験生が減るのかどうか、そしてそれが地方に行くのかどうか、読みにくいところですが注目したいです。
建築学部(学科じゃなく)ができているとは、知らなかった!
更に盛り上がってほしい!
また、ネット出願やamazonでの教科書販売など、本来とうの昔にどこの大学がやっていてもおかしくないことを先駆けてやっている部分に関しては「旧態依然とした大学」ではないということが伝わっているのではないかと考えています。
いずれにせよ、Newspicksで賛否両論、色々な視点で近大について議論していただいていることは、志願者数日本一になった大きな効果だと喜んでいます。でなければ関西の一私大について話題になんかなりませんから。
志願者数ランキングが複数回答という理解してますがよいのかな?
学生数が早稲田(4.5万人)、近大(3万人超)双方マンモス校ながら近大の志願者数が多いですが、第一志望のみでランキング出してほしいですね。
大学の収益源の一つである受験料と入学金。
10万人が複数学部受験するだけで売上につながります。
もちろん近大の様々な施策の努力であってこそでしょうが、経営能力ランキング。学生にとっては、第一志望のみランキングと複数回答ランキング双方見せてあげないと受験先選びの参考にならない。