世界革新企業、日本は2年連続で最多の40社=トムソン・ロイター
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注目のコメント
リスト見てみると、分野別ではやはり目立つIoT関連の強さの他に、2014年の6社から12社に増えた化学工業分野が目立つ。
日本企業だと長年ランクインしているトヨタやソニーのような超大手だけでなく、マキタや矢崎総業のような、一般には地味だけどキラリと光る企業がランクインしているのも印象的。
Top 100 グローバル・イノベーター 2015 受賞企業
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/TOP100/緋色さんの紹介している、トムソンロイターの記事から引用です。~『Top 100 グローバル・イノベーターは、4つの評価軸を基本としています。「特許数」、「成功率」、「グローバル性」、「引用における特許の影響力」(分析対象は過去5年間。「グローバル性」のみ過去3年間)です。これらの分析には、以下のトムソン・ロイターの各データベースを使用しています。
世界最大の付加価値特許データベース 「Derwent World Patents Index®(DWPISM)」
特許調査・分析プラットフォーム 「Thomson Innovation®」
主要特許発行機関の特許引用情報 「Derwent Patents Citation Index®」 他』
ということなんですが、特許に絡みますから過去の蓄積がものをいうので、どうしても過去20年くらいの大企業有利になってましまうのは否めません。ノーベル賞のところでもコメントしましたが、バブル期~00年代までの日本のテック企業の過去の残照という面が多い感じがします。ピッカーのみなさん指摘の通りにこれだけ革新的な特許を持ちながら、マネタイズに失敗(といったら言いすぎなので、覇権を握れなかったという感じか?)した、日本企業のビジネス戦略の不足を顕示しているといえるのかもしれません。日本企業、100社中40社。緋色さんのコメントにあるようにマキタや矢崎などが入ってるのは嬉しい。Market Watcherさんの指摘にも同意する一方、ほとんどのイノベーションは欧米やシリコンバレーからみたく受け取られがちなのとは違うという証左として、課題もあるが前向きに見たい。まぁ特許が全てではないので、全体の4割は広義のイノベーションで考えると高すぎる感もあるが。