大前研一が考える日本の教育が目指すべき方向とは
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全くもっておかしいと思うのは「実務遂行能力のない新卒採用をやめて社会人としての基本が身についた人材を採用する」と言っているが、ではだれが基本を身に着けさせてくれることを想定しているのか。一企業の採用方針としては別にそれもありと思うが、日本全体の話として語られているのは主張として破たんしているように思う。
「どうせすぐ辞めるから」ということで若者に対する投資をしないフリーライダーみたいな会社ばかりになったら日本はどうなってしまうのか。戦力にしていくということと同時に、そんな想いもあり細々ながら新卒採用は続けています大学の人間として、社会人になって戻ってくるパターンは少しずつ増えている気がしています。うちの研究室にも博士課程の社会人学生が三人います。慶應の頃の大学院は、六割が社会人でした。
学び直しが根づかない理由を2つ挙げていますが、僕はその後に書いてある人材関係の仕組みの問題が最も大きいと思っています。アメリカなどでは、自分の価値を高め、次のステップへとシフトするために大学院に行ったりする訳です。ところが現在の日本では、就活的に最も価値が高いのは新卒という状態です。会社を辞めて学び直しに戻っても、下手すると価値を下げることになりかねません。
研究室に社会人の人がいると、若い学生にとって非常に良い効果が大きいです。学び直しがうまく回る社会になればと思います。そのためにはもちろん、大学もステップアップのための価値提供をできる場にならなければなりませんが私の悩み。
これまでは、仕事の中で学べば、多くが未来で活躍できる学びが手に入った。しかし、あまりにも変化が激しい世界で、目の前の仕事をやればお金は稼げるが、未来に必要な能力を身に着けることは出来ない。そして、この状態をほっておくと、ギャップが拡大し、最早キャッチアップ出来ない。
もちろん、GE、IBMのようなリーダーシッププログラムがあれば、ある程度はカバーできると思うが、彼らですらデジタルネイティブ企業には追い付けていない。GEはインダストリアル・インターネットとか取り組んでいるが、出来る限り流れの緩い社会インフラ系にシフト。IBMもワトソン事業はあれだけ前から進めているのに、Googleの人工知能オープン化(Tensor Flow:昨日発表)の波に飲み込まれそう。
となると、どこで社会人は学び直せばよいのか?あるいは、そもそもSelf learningをするやり方自体を個々人が獲得すること自体が解決策なのか?従来型のMBA、MOTの仕組みだけでは、対応できていないのではないかと思う。
>ここは堀さんの出番かな?毎度、無茶振り、ごめんなさい~
【追記】
堀さん、無茶ぶり対応、有難うございます!