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この買入債務の長さゆえのマイナスCCCによって、利益をほとんど出さなくても投資をしまくっても、FCFがプラス(拡大するとCCCがマイナスなので、ネットで資金が入ってくる)。
バリュエーションについて物凄くざっくりというと、例えば投資をやめればマイナスCCCによる運転資本の増減によるキャッシュインもゼロとなる。でもそれは営業CFのざっくり15%程度。投資を止めてもしばらく減価償却は効くし、減価償却が減ればその分だけ純利益も増える。なので、営業CFとして現段階で言うと80億ドルくらい出て、投資CFをゼロとすればそのままFCFとなる。だから利益があまり出ていなくても、株主にとって価値を出していると言える企業(もちろん、成長期待が支えている部分が大きいが)。
なお、ロボットの財務数値に関しての効果は、King HIDIEさんに同意。あと棚卸資産を減らすには、倉庫に入った時点ではAmazonのものとしない「倉庫貸し」的ビジネスを広げることはできる(すでにやっているが)。ただ、それは所有権移転しないのでそもそも買入れ債務も発生しないため、CCCにはインパクトがない。
注目のコメント
システムズエンジニアは自分たちでバウンダリーを決めてシステムのデザインをするわけですが、アマゾンは、テクノロジーを取り込むことで都度バウンダリーが広がりさらにあらたなデザインをしていくということを繰り返しているように見えます。バウンダリーを設定しないとV&Vを実行できないわけですが、それを壮大なスケールでかつ迅速に回している気がします。物流は地味ですが、規模が大きくなればなるほど誰にでもできるわけではないので、テクノロジーを起点に商機と勝機があるのだと見ているのではないでしょうか。アマゾンは改めて単なるEC企業ではないなと感じます。恐ろしや。
amazonの代金回収サイクルが優秀なのは有名。支払い100日を超えてるとは強烈な販売力を背景に仕入れ部門が相当頑張ってる。
僕たち広告代理店もそうだけど、流通業、卸売業において支払いサイクルが長いのは経営上極めて大事。
短くすることでマージンを改善することも可能。
しかし、まさか支払いサイクルを長くできるから書籍事業に参入したとするとなんと恐ろしい見方だろうか。本当だとすると凄さに脱帽。まあ、それを認めることはないだろうけど。
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