中学生NPO起業家も輩出「未来のリーダー養成校」グリーンスクール体験記(後編)
2015/11/3
橋の上で授業、バリの伝統的な舞踊や武芸をもとにつくられたプログラム
グリーンスクール(Green School、以下GS)キャンパス内には、Begawan FoundationというNGO団体の施設がある。バリのローカルコミュニティを豊かに維持し、バリの美しい自然環境を守っていこうというビジョンを掲げるこの団体は、GS内に大きな野鳥保護施設を運営している。
かつて美しい鳥たちが多く住んでいたバリは、乱獲と森林伐採により姿を変えてしまった。多くの種が絶滅し、バリの象徴でもある鳥カンムリシロムク(Bali Starling)は、1990年代には十数羽の生存しか確認されていなかった。
その後保護活動が活発になり、以前より状況は好転しつつある。
この団体はバリのローカルたち、とりわけ子どもたちへの教育とヘルスケアを重視し、かつての美しかったバリの姿を取り戻そうと活動を始めた。その一環としてGSに大きな野鳥保護施設をつくり、ここで希少種の保護・繁殖を行っている。
毎日のようにバリの学校の生徒たちがGSを訪れ、バリの自然の美しさや環境保護の大切さを学んでいる。
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この連載について
3〜4歳で英検受験、海外のボーディングスクールに「母子留学」、子どもをトリリンガルにするためにシンガポール移住──子どもを、世界で活躍するグローバル・エリートにするために、予算と労力に糸目をつけない「グローバル教育ママ・パパ」がアジア圏で増えている。本特集では、マルボロカレッジ(マレーシア)校長インタビューに加え、ピーター・ティール、マーク・ザッカーバーグらが出資する、小学校教育の革命的存在「AltSchool」や、スイスの名門サマースクールなどを現地取材。3歳からスタートする、海外エリート子弟たちによる学歴競争の実態をリポートする。
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