テクノロジーとは何か。それは「生き方」そのものだ
世界を舞台に活躍する慶應義塾大学教授の竹中平蔵氏とメタップス社長の佐藤航陽氏が、リーダーシップ、教養・哲学、テクノロジー、先見力などの切り口から世界を語る。第3弾では「テクノロジー」をテーマに語り合う。
(聞き手:佐々木紀彦・NewsPicks編集長)
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テクノロジーがこれから一番変えるのは、教育だと思います。竹中さんと佐藤さんが二人で新時代の教育プログラムを作ったら、面白そうです。日本でもALTschoolのような教育スタートアップが生まれてほしい。
ある経営者の方から、次の経営を担う人材にはShape the futureしてほしい。要は、世界観を創ってほしいを言われたことを思い出した。正に、Compass over mapだ。
この視点では、テクノロジーは単に技術と捉えるのではなく、社会そのものを作り替えるドライバーと認識すること。私の理解では、価値観、ルール・習慣、制度がセットで社会システムだ。これからが全て変わっていく。
大規模設備投資、資金提供する銀行、金融安定化のための中央銀行、大規模工場の効率化、標準プロセス、分業、画一的な教育、ヒエラルキー、時間管理など、今、我々の周りを見渡す限り存在するものが、産業革命に即して変化した。正に、Digitalizationを背景に、このレベルで変化が起きつつある。
私の認識もここ数年で根本的に変わった。従来、サイエンス・テクノロジーは科学者、技術者に任せておけばよいと思っていた。しかし、未来を見通す世界観を持つには、サイエンス・テクノロジーを全方位で一定の理解を持ち、そこから生まれる社会をイメージすることは、経営者として必須だ。そうでないと、新しい価値を生み出し続ける企業が作れない。
「リーダーに必要なのは正しい予言」その「正しい予言」を複数持ち、社会の流れを見ながら選択、軌道修正でき、上善如水の精神を持つリーダーの元で自らやるべきことをしていきたい。
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