安定を取り戻すロシア、期待できないイギリス
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最近、トッド氏の記事を楽しみに、朝起きてます。さて、今日の記事についてです。
大ドイツが台頭する中で、イギリスのアライアンスの作り方は独特。
かつて、1900年前後は、日英同盟を結んだように、現在は中英同盟を実質的に結びにいっている。習近平政権も、正にヨーロッパにおけるイギリスの位置づけを理解し、AIIBへの参加も促した。昨日の訪英では、一帯一路の最終点はイギリスとしており、太平洋を中心としたTPPモデルやヨーロッパ大陸を軸としたEU・ユーロ体制に対し、第3のアライアンスモデルを提示し始めている。
イアンブレマーがGゼロの時代と数年前に言い出したが、早速Gゼロの時代は終焉を迎える可能性がある。幾つかのアライアンス体制によって(排他性はあまりないので、ここではブロック経済とは言いません)、グローバル政治が動かされる状態に移っていくのだろう。
ロシアは、まずは国境周りを守ることに終始するでしょう。ウクライナ、シリア、イラン、モンゴル、北朝鮮などのが揺れ動いてるので。ロシアがどう動くかは、その次です。《グローバル》ロシアに関しては、色々な見方がある。
記事にある通り、ロシアの振る舞いは、覇権主義ではなく、独立性を保つためだとすると、見方も変わる。
後、アナリストに言わせると、プーチンは世界情勢に関わりたがる傾向があるとか。
ウクライナに関しては自分の「武器庫」を守るという事情もあるだろう。
地政学的な話には複数のパズルのピースがある。この特集はピース集めに良い。ロシアに関する考察ですが、思っていたこととほとんど反対だったことに驚きです。
・集合的社会平和(自分たちが属しているのは、まともな国だ)という感覚
・ボーダレスな世界を望んでいるわけではない
・ドゴール考え方(国家はみな平等であり、誰も他の国を支配してはならない)がある