宅配業者は「過重労働の矛盾」に直面している
東洋経済オンライン
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この記事で紹介されている横田增生著『仁義なき宅配』を先週金曜に広島駅前のそごうに入っているジュンク堂で買って、本日読み終えました。著者は、潜入取材の結果、不眠で体調不良になってまで、この本を書き上げたということです。通販業者の「送料無料」がいかに宅配業者を疲弊させているかがよくわかりました。適正価格・適正賃金なしに、まともな経済活動はありえないとよくわかる本です。
確かに物流が過剰品質になっていると感じます。先日のヨドバシの6時間配達も賛美コメントがすごかったが、私は本当に必要な場合ばかりで利用されるかは疑問。
「まあ、早いほうがいいよね」くらいでサービスを利用して必要性に対する重要度が低くても当たり前になってしまい、物流にしわ寄せが来る。
ただし、物流も受託側とは言え、受託するか否かは権利があり、佐川のAmazon撤退のように、適切な料金でないなら受けない事も、経営陣の判断として必要。
この問題の一番の闇はそこだと思い、経営陣のは売り上げのために続け、現場が疲弊し続けている、この乖離は様々なファクトを集めてもっと議論すべき内容に思います。実態はこうなんでしょう。ただその解決を「モラル」とか消費者の意識とかの情緒的な問題として捉えるのは良くないですね
労働実態が適法な範囲になっているかは徹底的に取り締まるべきですが、その中では自由競争。ただでさえ人手不足のご時世で、そうやっていくと人が集まらなくなるがそれでもその価格で受け続けるかは宅配業者の自由。そうやって需給にギャップができて初めて、差別化するための待遇とか、自動化とかのイノベーションが生まれるもの。