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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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日本の有名どころの独立系PE・VCはつい数年前までは海外投資家(LP)が金額ではかなりの部分を占めていたのだけど、近年は海外LPが向こう10年の日本に賭けることはできないと考えており(投資→回収でだいたい10年くらいファンドはかかる)、一気に日本から手を引き始めている。円安がどこまで進むかも分からないし、オリンピック後の日本がどうなるか分からないとのこと。これはどこでも聞く話。

一方で元気なのは、もともと戦略的に日本人投資家の比率を高くしていたファンドで、カーライルの日本投資ファンドも(今は分からないけど)、常に一定比率以上を日本人投資家で占めるようにしてきた。もちろん「天下のカーライル」の看板もあるけど、海外LPの投資心理が冷え込むなか、1200億円規模は立派だと思う。

グローバルPEファンドにおいては、USやUKにある本社と現地との力関係が全く不均衡である場合が多い。でも、カーライルの場合はローカルチームがとても強い。あるPEファームとかだと、USチームが派遣されて一緒にゴリゴリとDDをするんだけど、カーライルの場合は自社チームでやる。投資委員会にはDC本社の三巨頭も参加するものの、ローカルでの提案がほぼすんなり通ることが多いらしい。

ちなみに、コンサル・IB・法律・会計・税務事務所の間では、「PEのABC(アドバンテッジ・ベイン・カーライル)」はとにかく大変みたいですね。

(基本的に2年以上前までの情報に基づく噂話です)
日本は金はあっても案件が少なく、案件を成功させられるプロ経営者も少ない。そしてそのような金余りでプロ経営者が不足している状況下では、本質的な経営改善ではなくてレバレッジファイナンスやマクロの伸びによる儲けに頼るファンドが増え、結果短期ではそこそこ儲かっても長期的には案件が増えず、日本のファンド業界自体が発展しにくいという悪循環。
<オリジナルコメント 10/8>
同業にコメントしにくいが、ローカルファンドではなく、必ずしもこの分野のトラックが豊富でもないカーライルが、SMEをターゲットとするのは、少し違和感がある。とはいえ、日本で独立系PEの認知度が上がるのは結構なことだ。

<追記 10/11>
正しい認識を再確認しておきたい。日本の独立系PEは、一貫して国内投資家からの資金の方が多かった。リーマンショック直前に一時的に海外投資家比率が上がったことはあったが、そうした一部大型ファンドのパフォーマンスが悪く、暫く低迷していた。しかしここにきて、アベノミクスによる景気回復、世界的低金利、円安の進行に伴って(=100円割れの時より為替リスクが低くなったと捉えられている)、日本のローカルPEに対する認知度が一気に高まってきており、昨年1月には10数年ぶりに香港VCAの総会にて日本PEパネルが設置され、今年秋のAVCJ香港フォーラムでも日本パネルが設置される。グローバルPEの場合、初期を除きすべてのPEが成功しているとは言い切れず、有名な失敗ディールもある。
意外とまだ少ないんですね。
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プライベート・エクイティ(PE)関連投資はリーマン危機後に落ち込んでいる。べイン・アンド・カンパニーのリポートによると、世界で2014年に発表された買収総額は計2520億ドルと、ピークだった2006年の6870億ドルの4割以下の水準にとどまっている。英プレキンによれば、国内での昨年の投資は29億ドルと米国(1660億ドル)の60分の1程度だ。
文中にある「カーライルの日本の1号ファンドは34.1%、 2号ファンドはマイナス3%」という数字が正しければ、PEファンドの収益は利益改善より、レバレッジよりも、アービトラージの影響が圧倒的に大きいことになりますね。ただ、バブル相場の時に、投資を控えて収益減に耐えることはとても難しいし、上場していると尚更。

ヘッジファンドや不動産投資、ベンチャーのレイターステージなど異分野への進出は不可避の流れですね。
金融業界で、中堅•中小企業マーケットの有望性は言われて久しいが、そこに特化した、有力なプレイヤーが出てきているとは言い難い。効率性がネックかなとは思う。
The Carlyle Group is one of the world's largest alternative-asset managers, with $426.0 billion in total AUM, including $307.4 billion in fee-earning AUM, at the end of December 2023.
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