インターンシップ市場は拡大するか? 就活の新しいあり方を提案する「InfrA」がローンチ
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大学教員をやってきた年数の半分以上、就職・キャリア教育・インターンシップに関連した委員を担当してきました。それで、インターンシップは、学生がどこまで本気で準備して働いてくれるかが大切だから、企業がどこまで本気の学生を受け入れるかが試される。とはいえ、本当に優秀で、きちんと働いて、現場での評判が良かった学生がいたとすると、たいてい、その学生はその企業には就職しない。企業側からすると、本気で採用しようと思った学生には逃げられ、学生側からしても、本気で就職したいと思った企業にはなかなか入れない。それでもなお、お互いに相手の本気を信じてプログラムを組んでこそ、インターンシップは成功する。これを大学などがきちんとわかってマネジメントできなければ、話にならない。勘違いした教員や企業人がインターンシップのプログラムを混乱させるのを、何度となく目にしてきました。皮肉なことですが、そもそも、インターンシップのプログラムを調整する役割を担う人材を育成するのに、インターンシップ・プログラムが必要なのかもしれません。
画一的かつ直線的な新卒採用という習慣は、変化の速いこの時代に即していないと思う。一時、「欧米名門大学生と比べて、日本の大学生なんてどうせ…」と、否定的に見ていたのだが、急成長を遂げる元気なインターネット会社で活躍する若者たちの何人かが、大学生インターンだと後で知って、正直、日本の底力を感じた。日本における閉塞感の原因の一つが、多様性と流動性を欠いた労働市場にあると思うので、学生が貴重な経験を得られるインターン制度は、もっともっと拡大していくべきだと思う。
会社見学レベルのインターンシップが横行する中、InfrAは少なくとも中国やアメリカで当たり前の長期インターン(まさに同棲型)。この傾向はよいと思う。