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今の日本で、船橋さんほど戦略的かつ包括的に外交を語れる人物はなかなかいないと思います。教養と戦略眼と経験に裏打ちされた言葉に、圧倒されたインタビューでした。

日本が一流のグローバルミドルパワーになるためにも、歴史問題の解決が急務。細谷雄一さんの『歴史認識とは何か』は必読の一冊です。
共産党一党支配の中国の将来は厳しいでしょう。
取引所での株の売買停止が継ぐなんて本来あり得ないことです。
山のように建設したマンションも鬼城となって誰も住まず。
一党支配の社会主義体制の下では、市場主義が発達するはずがありませんよね。
中国経済が構造上の問題を根強く抱えている状態にあるという現状認識には同意ですが、”中国がうまく改革できるように、日本はもっと中国との間でマクロ経済政策の対話を行ったほうがいい”という主張には私は反対です。
日本は中国経済の混乱からの影響を回避するためにむしろ中国経済への依存度を下げていく必要性があるでしょう。
とくに地政学的リスクを考えるのであれば、中国が共産党一党独裁を継続してあからさまな膨張主義を採用する限りにおいて、日中がこれ以上経済的依存関係を深めることは日本にとって益するところはないと考えます。
この観点からすれば”日本はAIIBに加入して”というのはもっての他ではないでしょうか。
日米の信用力による担保が無ければ現実的にファイナンスを行うことができる状態にないAIIBに加入することは中国に利するだけでそれ以上でもそれ以下でもないでしょう。
意見や価値観の合わない人と、一緒にやってかなきゃいけないときの基本的な考え方。「結局、どうすべきかというと、ギリギリのところで、お互いの面子を立て合うしかない。お互いの顔を潰さずに、必死になってお互いをケアするのが最善の道だ。そのためには、相互のコミュニケーションと戦略の意思疎通の両立、さらには共通の状況認識を持っておくことが必要になる。やはり、外交と経済が大切なのだ」
ミドルパワーとしての日本の役割については、下記記事もご覧下さい。
南シナ海をめぐるASEANと中国の動きについて、日本がコーストガード支援に貢献している話を書いています。

「南シナ海問題は日本にとって対岸の火事ではない」
https://newspicks.com/news/1180319
さすが船橋さんの記事は勉強になる。日本人に求められる胆力がどこから来るのかまで言及してくれれば完璧だった。
約20年海外に住んで、大事なのは、本当に「胆力」だと思う。語学力、スキル、人脈をも越える人間力が、ハッピーライフには必要かと。
日本は、自らを鏡でみて、どう世界で見える国にしていきたいか、しなければならないのか?を再考すべき時期に来ている。

日本は、エコノミックパワーでは世界第二位まで上り詰めたが、20年の時を経て緩やかに衰退している(他国が急成長していることもあるが)。早晩、日本を経済大国とは呼ばない時が来る。そのような時代が来ることを予期しつつ、政治的には多国間主義を目指す。

その時に、一番のネックは、中国や米国との関係ではなく、日本人自身が現実を受け入れ、グローバルミドルパワーとして生き残る覚悟が出来るかどうかだ。
日本人の胆力が問われる。

日本人が国際社会で価値を発揮していくための根底には、文化的・精神的な側面があると解釈しました。

教育では、英語や技術などのハードスキルだけではなく、日本人としてのアイデンティティを深く理解し、他国とコミュニケーションができる教養を身につけていくことが大切。

>国連もより重視する戦略が必要だ。その戦略を実現できるような人材を体系的かつ継続的に国家意志として育成しなければならない。個々人のグローバルリテラシを上げるとともに、国際社会で本当に役立つ人間、たとえば国際会議のプロ中のプロを100人、200人と育てていく必要がある。

日本は、大国のポジションは捨てる。グローバルミドルパワーのポジションをとっていく覚悟をもとう。

Wikipediaより↓
ミドルパワー(Middle power)とは、超大国や大国ではないが、一定程度の穏健な国際的影響力を持つ国家を指す、国際関係論の概念である。日本語では「中級国家」、「中堅国」[1]ないし「中国」(ちゅうこく)と表記されることが多い[2]。
「日本は中国との経済関係が深いという現実をまず見るべきだ。韓国ほどではないが、米国に比べると中国経済への依存度が高い。中国経済がダメになって、「ほら見たことか」という話ではない。」

正に仰る通り。
ただ、あまり政府には期待できないかなと思いますし、その間を取り持つ潤滑油的な存在が求められているように考えています。