CEOはわずか9人。インフォグラフィックで見るGE137年の歴史
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個人的にはクロトンビルとジェフ・イメルトですね。
クロトンビルは様々な書籍に顔を出すほど、今や最も有名な「経営者育成所」ではないでしょうか。結果的にCEOにならずとも事業責任者として辣腕を奮ったり、他社に移ってCEOになったりと、多数のマネジメントを生み出したと聞いたことがあります。私はクロトンビルの存在を知った時、これほどヒトというリソースが重要視されていることに驚くと同時に、経営上、教育というものがいかに「手を抜いてはならない領域」かと考えを改めた記憶があります。
次にジェフ・イメルト。GEのCEOというとジャック・ウェルチですが、個人的にはイメルトの方が“より”名経営者ではないかと感じています。というのも、航空機エンジンに代表される、自社製品の「インストール」の規模を拡大(圧倒的なシェア)⇒アフターサービスで多額のキャッシュを稼ぐ→そのキャッシュ・リソースを次の製品開発と次のインストール(圧倒的シェア)に一気に循環投入、という昨今のGEのビジネスモデルを構築したのはイメルトではないか、と思うからです。このモデルにより創出されたキャッシュ・リソースの圧倒的な規模は、普通の企業は太刀打ちできないと思います(このビジネスモデルはウェルチのNo1、2戦略によるシェア拡大があっての話かもしれません)。また金融事業の売却と製造業への回帰。経営リソースの再配分に向けて、明確な方針と実行力は純粋にすごい。
ただ、歴史を紐解くと(というか色んな書籍を読むと)、ウェルチだろうが、エジソンだろうが、色々と失敗していたり、苦悩していたりしています。イメルトもインダストリアル・インターネットの立ち上げで苦労したことは、下記リンク記事で述べられています。
https://newspicks.com/news/976082
だから、名経営者だろうと「やっぱ人間なんだなぁ」と感じる次第です。
注目のコメント
本当に偉大な会社と思います。社長の任期は20年。短期的にはならない視野で戦略を組み立てる。社長になるのは40代として、一度社長が決まるとそこから20歳下までは社長の芽がなくなるというのも徹底されている
感心するのはGE自身が「動きの遅い大企業」であることを自覚し、スピード勝負となる領域には手を出さず、規模と経験の蓄積がKFSになる領域に絞り混んで展開してること。そして、20年後に確実に伸びているマクロトレンドがあるかか、という視点で極めて合理的にポートフォリオの取捨選択をしてること。事例としてよく引き合いには出すものの、なかなか他社が真似するのは難しいレベルまで来ているきがします
中身とは関係ないが、こういう記事をGEの広告費で作っていってるNPのセンスも素晴らしい。怪しいネイティブアドとは一線を画す素晴らしい取り組みと思いますエジソン、ウェルチがいるだけで、インフォグラフィックを作るのが楽しみだったのですが、他のCEOも魅力的でどこを削るか悩みました。築いてきたものを大切にしながらも、自ら革新していく強いマネジメント姿勢にGEの精神を感じました。