トップのリーダーシップこそが、新規事業の成否を分ける
コメント
注目のコメント
朝倉さん「『やらない』という判断は、決裁者個人にはリスクとして顕在化しにくいが、組織にとっては長期的にリスクを伴う判断である」とのこと。賛成。リーダーの「不作為の責任」は大きい。
あら、第二回のコメントに書いた内容ですね。少し先走ってしまいました。下記に転記しますが、既存事業からの汚染を防ぐための環境整備と、必要な資源を準備するためのコミットメントがもっとも重要と思います
【第二回のコメント転記】
相変わらず簡潔でいて本質を集約した連載と感じます。「意欲ある人物の抜擢」「自治権」は最も重要なことの一つ。この二つと並ぶと感じるものとして「トップの『取組』に対するコミットメント」があげられます。
わざわざ『取組』に対するという言葉を使ったのは、事業自体にコミットしだすと、それは余計な口出しですし「自治権」を与えてないことになります。それくらいであればトップが先頭を切ってやるべきで「形だけ任せる」という形を取るべきではありません。
重要なのはこの抜擢した人の「後見人」になること。いくら「自治権」を与えたと言っても、企業内の資源を使う必要が出てくるときには既存部門の反発がでますので、最後はトップがしっかりと大岡裁きをしてあげる必要がでます。また、失敗した時に傷をつけないというのも、制度云々はありますが、日本企業は村社会なので結局はトップがどう発言するかで「空気」が決まります。
新規事業をやらないといけないという空気、一度抜擢したらトコトンやらせる姿勢、ダメでもばってんをつけないことなど、トップ次第で変わることも多いからこそ、その取組へのコミットメントが極めて重要と思います【新規事業が失敗する組織の特徴】
1.新規事業開始時、撤退基準について触れづらい空気があり、撤退基準が曖昧
2.新規事業の意思決定に社内キーマン全員の合意が必要
3.新規事業も既存事業と同じ評価基準や運営ルールで進められている
4.新規事業を立ち上げるという目的で新規事業部署を作った
5.新規事業に「失敗が許されない」雰囲気がある
6.新規事業について、根拠の薄い数字目標が先行する