習近平の中国:「中秋の名月」と「節日腐敗」の間
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福利厚生で言えば、月餅そのものを配っている会社は都市部で皆無です。大体200元~300元(4000円~6000円)ぐらいのカードを社員に配布するのが今は主流です。カードはハーゲンダッツ券だったり、スーパーで使えるカードだったり、交通カードだったりといろいろです。で、都市部の若手社員は「そんなのいらない」と転売したり、家族にあげたりしているのが現実です。一方、会社側はカード配布を、所得税を納付しないための隠れ蓑にしてるケースもあります。いずれせよ会社も社員も惰性で続けている習慣となり下がっています。
高額な月餅が中秋節の本来の意味をぶち壊している。ちゃんと本来の中秋節を楽しむべきである。(食品産業網)
http://news.foodqs.cn/gnspzs01/20159884557522.htm
中秋節での節日腐敗が福利厚生の一環みたいなポジションとなっており、中国の伝統を破壊している。(侵入社区討論)
http://www.zjjzx.cn/news/jdrp/743236.html
中国の伝統が収賄の建前に変っていくことに、中国内でも危機意識を持っているようだが、月餅券のやり取りは実際に上海でもよく見られ、それこそ防ぎようが無い気がする。中秋節自体は人民に根付いた行事であり、月餅のやりとりが月餅券のやりとりに変ったところで、習近平の反腐敗とはちょっと話が違うような気が、、、
余談ですが、毎年この時期になると中国のスターバックスが月餅を販売します。グローバルで統一したブランディングを行っているスターバックスとしては異例の対応の気がしますが、それだけ需要があるのでしょう。