新興企業上場の審査厳格化はまだ甘くはないか - inside
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この手の話題ではいつも書いているが、そもそも新興市場とは、実績はないが成長が期待される企業にリスクマネーを供給することが目的。確実な成長など存在せず言うなれば筋のよい成長「仮説」があるかが重要で、それが当たるかどうかの判断を証券取引所にさせるのは違うと思う。主幹事証券も然り。
明らかに実態に則してない、場合によって虚偽に近いエクイティストーリーかはチェックが必要だが、あとは上場後の実績で判断するべきで、一定の成長が実現できなければ上場廃止にするなどの「代謝」の施策が検討されるべきでしょう
単なる思い付きですが、実績が出せなければどんどん上場維持コストが上がっていくような仕組みにすればよい気がしますIPOの審査厳格化については上場する市場によって捉え方が違うでしょう。
東証一部・二部はもっと厳格にすべきところも見受けられるかと思いますが、一方で東証マザーズのような新興市場で審査厳格化をやり過ぎてしまうと、今後の成長性が期待されるベンチャー企業の資金調達の場としての意味合いが希薄になってしまい、日本の株式市場全体にとってはマイナスといえるのではないでしょうか。
要はバランスの問題ですが、なかなか難しいですね。
ある程度トライ&エラーしつつ上場審査基準を適宜調整していく以外に方策はなさそうです。