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若者の「恋愛意識」に、どのような変化が起きているのか

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    東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

    僕の意見はここでの結論とは少し違って、SNSの出現による承認欲求の満たされ方の変化なのかなと感じています。対面での承認がなくても、ネット上で満たされてしまうので、時に煩わしくもあるリアルな繋がりに、そこまでの価値を見いだせなくなっているのではないかなと。
    逆に言うと、常に自分のことを認めてくれるコミュニティで落ち着いてしまっているので、否定される可能性もある新しい人間関係に踏み込むことに慎重になっているということなのかもしれません。
    なので、「SNSなどのコミュニティを保ちながらの恋愛が難しい」のではなく、「これまで恋愛によって得られていたような満足感を、個別のコミュニティで小出しに得ている」ということなのではないかというのが個人的意見です。

    昨日の消費動向もこれで説明できて、例えば外車を持っているというようなステータスに対する承認欲求を満たしたいがために、これまで消費してきた若者が、別のことで満たされているため、お金を使わないのではないかと。一方、コミュニティで持ち上げられるようなことに対する消費には(往々にして、オタク的な趣味はそれに対応しますが)積極的なのではないかと。


  • 東京理科大学 IDM 教授

    奈木さんの若者論第二回目。

    ちょっと気になるので、先にこのことに触れるが、コメント欄が総評論家状態。大多数が納得して合意できるような「若者論」など存在しないと割り切ったほうがいい。この奈木さんの分析や批評に納得する人もできない人もいて当然。そもそも「若者」として参照できる周りのサンプルは、個人個人でおおきな分散があり、そこに共通項など見出そうとするのはそもそも意味がない。やるとすれば、20-30年単位の経年データが取れる長期の大規模調査データからの定量分析だが、そもそも奈木さんは少数サンプルの(どちらかというと)定性的なアプローチで、定量的な事実の発見ではなく、興味深いイシューの切り出しを主眼に行っているのであり、読者として大事なのは、そこからどのような含意(インプリケーション)を自分なりに引き出せるか。

    閑話休題。今回のテーマは、今年4月に電通が発表した「若者まるわかり調査2015」( http://goo.gl/1QEhs6 )から恋愛に紐つけた考察。この調査は、特に複数の「キャラ」を使い分ける若者像にスポットライトを当てたという点で、とても注目を浴びた。電通報にも同じデータをもう少し掘り下げた記事があった( http://goo.gl/FJN7Bj )。今回の奈木さんの記事は、この調査からの抜粋で、紙幅の関係で深堀ができなかったのは致し方ないところ。

    この「複数キャラの使い分け」というのは、アイデンティティ形成の指向性という意味で、とても興味深いもので、作家の平野啓一郎氏が「分人主義」という概念で説明しているものと深く一致する。興味のある方は、平野氏の『私とは何か――「個人」から「分人」へ』を読んで頂きたい。つまり、「個人」という概念は、 In-dividual (それ以上分けられない)存在として個の同一性を重要視したものだが、いまのソーシャルメディアの使い方から見る若者の存在とは、逆に dividual (状況に応じて使い分ける)存在としての個のあり方が見えてきているというもの。

    この「キャラの使い分け」は、30代以上の層でも、この現代社会のなかで潜在的に持っている密かな思いであり、いまソーシャルメディアの台頭のなか、こうした内に秘められた動機がどんどん顕在化していっているプロセスとも言える。


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