この連載について
2015年第1四半期は、デバイスやゲームの好調により利益が回復したソニー。長きにわたる停滞は終わり、底打ちしたと言えるのか。今後の成長と生き残りのために、ソニーはどんな戦略で食っていけばいいのか。エレクトロニクス、金融、ゲーム、音楽、映画など事業別にソニーの「生き残り戦略」を考える。
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ただ、おそらくそれは実現しなかっただろうというのが一つ目の感想です。
そもそもそうした提案書で買収提案が関係各所および利害関係者に認められるとは当時の状況を考えれば思えません。
その上で、たとえそれを実行できたとしてもそれに対して当時の状況のソニーの幹部および重要人材が賛意を示して協力したかどうかはかなり不透明かと思います。
おそらく、実行できたとしても切り売り批判を受け、買収する側も二の足を踏んだのではないでしょうか。
二つ目の感想は、スマートフォンを中心に売却で得た資金を投入するとありますが、兆円規模の資金が必要とは思いませんし、資金量が成功の鍵として成功したプレイヤーはこのカテゴリーにはいないのではないかなと思うのです。
スマートフォンで成功しているプレイヤーは自分で巨額の資金を投入して研究開発をしているのではなく、外部資源を活用し、既存の技術基盤を組み合わせることによって商品カテゴリーを作るという能力によって成功しているかと思うのです。
同様に鍵であったのはエコシステムを作り上げる当事者の巻き込みであり、それに成功した理由はすでに持っていたネットワークが第一に重要であり、それに付随する知名度や交渉力、そしてスキーム設計と関係者アラインメントの能力と思います。
お金があれば、というのは難しかったかと。
なんて書いていると長くなってしまったのでこのぐらいで。
そして、ピークに手放すという発想。これだけM&Aが当たり前の時代にあってもなかなかピークにしかも伝統的な主要事業を手放すのは相当な決断力、実行力が必要だと思います。
ライブドアショックが回避でき、ここに書かれていることが実現していたら、Sonyは勿論livedoorも今どうなっていたのか。余りにも違う未来が待っていたのでしょうね。
東芝バージョンもやってほしい
何を売って何にフォーカスするのか。
今頃、iPhoneじゃなく、Xperiaだったかもしれない。