[1日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は、独自動画コンテンツの制作事業に乗り出すことを検討している。バラエティ・ドット・コムがアップル幹部の話として31日報じた。動画配信サービス大手のネットフリックス<NFLX.O>などに対抗する。

報道によると、アップルは来年のサービス開始を目指しており、最近数週間のうちに、米映画業界の幹部と娯楽コンテンツ制作の可能性について、初期段階の協議をしたという。

アップルの広報担当者はコメントを拒否した。

同社はオンラインストリーミング向けの長編コンテンツを量産する開発・制作部門の設立を目的にしているもよう。今後数カ月以内にスタッフの採用を開始する見込みだが、制作対象がテレビシリーズなのか映画なのか、もしくは両方なのかは不明だという。

1日の株式市場ではネットフリックスの株価が8%強下落。動画サービス「プライム・ビデオ」を手掛けるアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>株も軟調。一方、アップル株も市場全体が下げるなかで売られた。

*内容を追加しました。