GEのイメルト会長が日本の名経営者たちと語り合った製造業の大変革
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論点の中でも、「いち早く上市し修正を重ねる」、「自前主義に陥らずオープン・イノベーションで社外の力を活用し、スピードを追求」の二点は、大きな課題を抱える日系メーカー多いのでは。
前者は、修正する為には失敗を認める事を意味し、失敗を認める段階で準備不足が指摘されるので、結果的にいち早く上市する事が出来なくなる、が現状。早く失敗して機敏に方向転換するを根付かせる為には、時間軸と成果の二つの軸で評価するマイルストーンマネージメントで、予算と期間の範囲内でその過程の失敗は問わない仕組みを徹底する事が必要と思う。その為の権限移譲が進んでいないのが課題の一つ。
後者は、大手企業ほど競争力の源泉として独占する方向で進めるので、技術開発の加速と多産多死に対応した上で対応すると手間もコストもかさむのが実情。大手の中でも手が回ら無いところが多く、超大手の中でも一部しか対応出来ていない。
これに対応する為に経営戦略と技術戦略を企画する部門があるはずなんだけど、経営企画と技術企画が別組織としてある企業がそれに対応するのは、厳しいよねえ。全て正論だと思う。あとは、実行あるのみ。
指針-1:自らを破壊するほどの覚悟で変革しなくては、生き残ることはできない
指針-2:ビッグデータは顧客自身さえ気づいていないニーズを掘り起こし、顧客のビジネスを革新することができる
指針-3:顧客起点で考え、ビジネスプロセスを遡って変革することが必要。すべては顧客の利益のためである
指針-4:時間をかけて100%を目指すよりも、いち早く上市し修正を重ねる方が、結果的に顧客の利益にかなう
指針-5:自前主義に陥らずオープン・イノベーションで社外の力を活用し、スピードを追求することが必要