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【国際】本記事で登場する台湾のヒマワリ学生運動については高橋源一郎の『ぼくらの民主主義なんだぜ』という本の中でも説明されている。

「ヒマワリ学生運動」の顛末を簡単にまとめると次の通りだ。2014年3月18日、台湾の立法院(議会)が中華人民共和国と台湾の間で締結された「中台サービス協定」に学生たちが反対した。政権与党である国民党が協定発効に関わる審議を一方的に打ち切ったことで、学生側は立法院を占拠した。立法院占拠後、学生たちは規律と統制を守りつつ立法院内から台湾住民に向けてアピールを行った。

占拠は20日を過ぎた段階で立法院長(議長)から妥協案が提示された。学生側のリーダーである林飛帆は丸一日をかけて占拠に参加した学生たち全員の意見を個別に訊いて回った。林自身は撤退には反対であったものの、結果的に撤退への賛成が多かったことから学生側は撤退を決意した。それから2日間をかけ、院内を隅々まで清掃した後、運動のシンボルとなったヒマワリの花を一輪ずつ手にして、学生たちは立法院から撤退した。

高橋源一郎はこの運動について、「学生たちがわたしたちに教えてくれたのは、「民主主義とは、、意見が通らなかった少数派が、それでも、『ありがとう』ということのできるシステム」だという考え方だった」と高く評価している。

本記事においても、高橋の著書においても評価されているのは運動を行った学生側となっている。そもそも一方的な審議を打ち切ったのが国民党であるとはいえ、少数意見を重視し、妥協案をきちんとまとめあげ、説得を果たしたことは民主主義の好例として高く評価されるべきであろう。