戦後70年の総理談話に想う - 山猫日記
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注目のコメント
冷静かつ共感できる分析。今回の総理談話に対する反応によって、各メディアや各論者の思想の方向性と深さと、未来に向けた意志がよくわかります。新聞では、読売新聞の特集がいちばん充実していました。
以下は、とくに重要な指摘だと思いました。
日本における歴史問題が政治的な重大問題となるのは、国内における冷戦が終わっていないからです。日本国内における左右対立の存在が、歴史問題に外交カードとしての力を与えているからです。その意味で、国民の最大公約数が合意できるかもしれない歴史観が提示されるということは、戦争が終わり、冷戦が終わり、転換期を迎える国際社会で生きる日本にとって重要なことです。アメリカにおけるメディアは批判的な記事が大勢でしたが、シンクタンク等の北東アジア専門家は概ね談話に肯定的である模様です。
『中央日報が米戦略国際問題研究所(CSIS)、ブルッキングス研究所、ヘリテージ財団、ウッドロー・ウィルソンセンターなど米国政府に大きな影響力を及ぼす主要シンクタンクと大学の北東アジア専門家30人に緊急質問(16人返答)した結果、「否定的な評価」をした専門家は3人(18.75%)にとどまった。「肯定的に評価する」が10人(62.5%)、「どちらでもない」が3人(18・75%)だった。 』
http://japanese.joins.com/article/486/204486.html?servcode=A00§code=A00
<戦後70年談話>「米国が歓迎する内容…韓国の部分は3、4点」
http://japanese.joins.com/article/488/204488.html?servcode=A00§code=A00&cloc=jp|article|ichioshi国内の冷戦が終わっていない。。
なるほどと思いました。
国のトップの言葉を、国民としてとりあえずでもいいから素直に聴いてみる。それすらできない人がいることに、改めて敗戦国として日本が負った傷口の深さを感じるんですね。自国の民主主義を信じないというか。信じたくないのか。。冷戦なら早く終わって欲しい、次のステージへ進めることを願ってやみません。