気鋭の2人が初対談!個人投資家だけが知らない 「伊藤レポート」の衝撃とは【前編】 - 日本株は、バブルではない
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注目のコメント
ひふみ藤野さんと、村上絢さんの対談。黒田電気などが話題になっている中で良いタイミング。対談内容は、スチュワードシップコードやコーポレートガバナンスの一般論について。
ただ、このタイミングだからこそ、株主への還元の仕方としてどういう形がよいと考えているのか、雇用など企業の他の側面含めてどういう考え方しているのかというところまで切り込んでほしい。そこで反発を受けるのが、特に日本においてアクティビスト投資が失敗するパターンなわけで。後編に期待。伊藤レポートはそんなにすごいのですか。そこで、タイトル『持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~』でググったら見つかりました。
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806002/20140806002-2.pdf
いまざっと一読させていただきましたが、P.45の図4にROEの分解事例が出ていて学びがありました。ROEのデュポン分解から始まり、さらに現場目線での指標にブレークダウンする例になっています。ROE 8%と言われても抽象的でピンときませんでしたが、現場の積み重ねが端的に反映される数字なんですね。2ページ目に「新3本の矢」
◦コーポレートガバナンス・コード
◦スチュワードシップ・コード
◦伊藤リポート
が紹介されています。この言葉を初めて知った時は嬉しかったのですが、伊藤リポートだけやや毛色が違う印象があります。
(また、「新3本の矢」は「旧3本の矢」の「第3の矢:成長戦略」の重要項目として分類されます。)
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4ページ目に、「家計」と「企業」、2匹の金をため込んだタヌキが登場していますね。「新3本の矢」は、「企業」タヌキに突き刺さるわけです。
企業タヌキには、将来キャッシュフローが資本コストを上回る投資先には積極的に投資し、残りを株主還元にあてるという形で、効率的な資本構成を構築していってほしいですね。
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8月中にこの辺りについてのNP特集が始まる予定なので、楽しみです。