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アメリカとイランの和解は、シェール革命並みの衝撃がある - 中原圭介

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アメリカとイランの和解が本当に進むことになれば、エネルギー価格の長期低迷が決定的となるように思われます。なぜなら、エネルギー全体で見れば、イランはサウジアラビアやロシアと並ぶ資源大国であるからです。イランへの経済制裁が2015年末~2016年前半に解除されれば、原油確認埋蔵量が世界4位の同国には、石油メジャーをはじめ海外のエネルギー企業からの投資が活発化するでしょう。長期的に見てこれは、イラ...
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イランの天然ガスについてはまさにその通り。パイプラインによる中国や欧州への輸出や、LNG拠点を整備しての輸出が、天然ガス価格を大幅に下げることが予想される(詳しくは下記)。

ただし、現在のところ、天然ガスと原油との代替性は限定的。発電においては代替が可能であるが、運輸および石油関連製品については代替不能。
これからの動きとしては、ガス価格の低下がインセンティブとなり、天然ガスを燃料とする自動車などが開発されるなどが考えられる。運輸への天然ガス利用が進まなければ、天然ガス価格の下落が原油価格の大幅減には繋がりにくいと考えられる。


【イランの天然ガスについて】
国別の埋蔵量では、イランはロシアに次ぎ、カタールを超える2位(1)。カタールは日本などアジアへのLNG輸出が多く(2)、天然ガス輸出では世界第2位、パイプラインでの天然ガス輸出を除くLNG輸出では世界最大の国(1)。

カタールという国が重要。ペルシャ湾海底には世界最大級のガス田があり、これがカタールとイランの国境にまたがっている(3)。カタール側がノースフィールド・ガス田と呼ばれ、カタールの天然ガス埋蔵量の大半がここに存在するとされている一方、イラン側のサウスパース・ガス田はイラン国内の埋蔵量の半分を占める。
これまでイランが経済制裁を受けている間に、カタールではエクソンやシェルといったメジャーをはじめ、多くの外資が参入して開発を進めてきた。出遅れた形となるイランが、このガス田の開発に外資を呼び込めるかどうか、というのは重要な観点。

(1) http://www.garbagenews.net/archives/2013190.html
(2) http://www.pecj.or.jp/japanese/minireport/pdf/H25_2013/2013-035.pdf
(3) https://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/5/5714/201503_017a.pdf