鶴見俊輔と、「サブカルチャー神話解体」
コメント
注目のコメント
”かわりに統計的に実証されたことだけを言おうとする頭の悪い「エビデンス厨」が跋扈するようになりました。”
”実証的社会調査で通念を確認したり、通念を実証したりするのは愚昧だ。重要なのは、データを精査して見付かる、通念や仮説に矛盾する傾向である。こうした意外な傾向を説明するために仮説を含んだ概念を作り、それを実証する調査を行なって、更なる矛盾を発見していく。”
職業柄エビデンスに重要性は理解しているけど、エビデンスのためのエビデンスであったり、表面上の傾向だけを掬う調査が多いのは日ごろから疑問に感じていたところ。
調査データから矛盾や意外な傾向を探索することに、潜在ニーズや未来の傾向を読む・作る鍵があるかも。現象とトリガーね、いい話。着想が違うだけで、向かうところにきっと差異はない気がする。現象見ていきながら少しづつ抽象度を下げていく事で、トリガーのオプションを見つけていく事も出来るだろうし、個々のトリガーを見ていく事でその原因となる現象に気がつく事もあるんだろうから、
鶴見さんは抽象(概念説明)と具体(エビデンス)の往還を重視。宮台さんはエビデンス厨を煽るが主旨は鶴見さんと同じ。結局、手法の話よりインサイトが先見性(予測性)あって論理的であれば何でもいいと個人的に思う。未来に向くことが大切。