五大銀、全グループ増益=海外収益が貢献-4~6月期
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注目のコメント
簡単に2点。
第一に、大手行と地銀の業績格差が拡大しやすい環境になっている。国内は低金利継続で利ザヤ縮小。国内金利収益が粗利益の9割を占める地銀は厳しい一方、すでに4~5割の収益を海外から稼ぎ始めている大手行は円安も手伝い好調。
第二に、株式売却益。持ち合い株式売却の純粋な結果であればいいのであるが、ETFや株式私募投信の売却益が貢献しているので慎重な評価が必要。銀行は好調ですけど、アクセンチュアによれば、2020年までに従来型の銀行の売上の1/3がノンバンクに奪われる可能性があるとの予測もあったりで、グーグルやアマゾン、アリババといったプラットフォームを握る企業との競争も今後は熾烈になりそうです。
JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏も1年ほど前に、自社がグーグルやフェイスブックと競合することになると述べていたような気がします。