社内チャットサービス「Slack」創業者が語る、評価額28億ドルの秘密
2015/07/21, NewsPicks編集部
猛スピードで成長する話題のユニコーン
社内チャットサービス「Slack」創業者が語る、評価額28億ドルの秘密
2015/7/21
筆者(ニューヨーク・タイムズ、Farhad Manjoo記者)が3月に社内チャットアプリを提供するSlack(スラック)の記事を書いたとき、同社の評価額は10億ドルだった。それが1か月後、1億6000万ドルを調達し評価額は28億ドルに膨れ上がった。アプリサービス「Slack」のアクティブユーザーは75万人以上、うち20万人が有料サービス。史上最速の勢いで成長しているビジネスアプリと多くの人が認めている。スラックの共同創業者でCEOのチュワート・バターフィールドに、急成長中の今と今後の展望を聞いた。
「今ほど資金調達に最適な時期はない」
──資金調達を再びしたことに驚いた。前回話したときは、十分な資金があると言っていたから。
バターフィールド:あなたは十分なカネを持っているの?
──いや、でもあなたたちが集めるカネはただではないでしょう?
私はこの業界に20年間いるが、今ほど資金調達に最適な時期はない。歴史上、古代エジプトも含めて、どんな業界のどんなビジネスでも今ほど資金調達に最高のときはないだろう。後期のスタートアップがベンチャーキャピタリストから資金を集めるには、間違いなく最高の時だ。
そして取締役として、CEOとして、私には社員や顧客たちに対する責任がある。1億6000万ドルが好条件で提供されたのに受け取らなかったら、私は受託者として軽率だろう。
私たちはその資金をすぐに使うことはない。だが、その金のおかげで、わが社の株価が上がったり、さらに人を雇ったり、より多くの顧客にわが社が長く存続していくだろうとの印象を与えることができる。
──何かマイナス面はある?
(ITのスタートアップ企業を舞台にしたドラマ)『シリコンバレー』の先日のエピソードを見た?
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コメント
注目のコメント
資金調達=急速な事業拡大につなげる、ではなく着実な成功と失敗への保険という考え方は面白い。
私なりにslackがなぜ良いかの個人的な利用シーンでの評価ですが、まず機能面としては、下記、他のツールとの連携が便利。
・GitHubのプルリク
・GitHubのプルリクのレビューFB
・Jenkinsの実行UI(Seleniumからモバイル自動テストに接続。)
・Asanaのタスク管理
ただ、機能面ではHipChatでも実現できるし、機能の圧倒的優位って訳でもない。
何が良いかって皆さんも感じてると思いますが、Slackはアニメーションが気持ちいい。
アニメーションが弾けたり、モーダルはスクリーン上部から下部までスライドしたり。
Slackは「些細」な気持ちよさを、ツールに提供してくれて作業の途中モチベーションを上げてくれると感じました。Slackの成長スピードは未だかつてないほどに凄まじい。リリース当初からずっと使っているけど、これほど心地よく使えて、使えなくなったらヤバイと感じるチームコラボレーションツールは他にない。細かなデザインから連携サービスなど細部までこだわっている様子が伺える。
CEOのバターフィールド氏はflickrの創業者。そしてSlackは元々メインプロジェクトではなくて、ゲーム制作の事業を進めていく中で使っていた社内ツールを製品化したら大ヒットした、というもの。創業秘話も中々面白いです。
http://blog.nanapi.co.jp/marketing/slack/
ちょっとこのモバイル連載の中でいきなりSlackのインタビューは違和感あるけどwCEOが資金の悩みを持たないで100%事業に集中できるってのは会社としては正しい姿。資金の悩みがあるとなかなか事業に集中できないからねー。。
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