プレゼンでの偶然が「ラーメン収益力」につながる
2015/07/18, NewsPicks編集部
第8話:「儲かっている」の定義
2015/7/18
どうやって僕たちがYコンビネーターのプログラムに受け入れられたか、そのいきさつはなかなか面白い。
Yコンビネーターの面接では、事業のプレゼンができる時間は5分間。それ以上でもそれ以下でもダメだ。5分間はあまり長い時間でない。
面接が始まった。僕はとても緊張していた。Airbnbとそのビジョンについて説明し始めて2分くらい経った頃、Yコンビネーターの共同創業者であるポール・グラハムが口をはさんできた。
「何だって? 本当にそんなことをする人がいるのか? 私だったら絶対にしないね」
すると彼の話は脱線し、別のアイデアを僕たちに逆提案し始めた。僕たちにはすでに多くの技術があるのだから、決済事業などをする会社に変えていったらどうかと説得しようとしたのだ。
そうこうしているうちに僕たちに与えられた5分間が終わってしまった。あまり良いプレゼンにはならなかった。
「負けん気が強い」起業家トリオへのボーナスチャンス
部屋から出て行こうとしたとき、ジョーがカバンの中を探った。ジョーはオバマ・オーズをひと箱取り出して、ポールに「これ、差し上げます」と言った。
ポールは、僕たちがプレゼントとしてシリアルひと箱を持ってきたことに、明らかに驚いていた。
ジョーは「買ったんじゃないですよ。僕たちがつくったんです」と補足した。すると彼はかなり混乱した。
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コメント
注目のコメント
事業はアイディアより実行力。それを証明しているエピソードですね。ちなみに僕は下記のソニー盛田さんの言葉が好きで、創業時のオフィスでは壁に貼ってありました。
「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人が少ない。我々は、それをがむしゃらにやるだけである ~ 盛田昭夫」生存しない限りはチャレンジが続けられない。続けたいチャレンジがあるなら、どんな手段でも取るべきだし、チャレンジの成功に近いところからやっていきたい。でも最悪受託業務だってなんだって、チャレンジするためにはすべきだと思う。
そして梅田さんが書いている盛田さんの言葉、自分も大好き。アナリストとして、色々な企業を調べてきたり、それっぽいことをいうこともできるが、ビジネスパーソンとして一番重要だと思うことは「手を動かすこと」、それ以上でもそれ以下でもないと思う。
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