夏野剛の未来予測(下)「2020年、企業の命運は9割が経営者で決まる」
コメント
注目のコメント
モバイルの未来、というか完全に経営学。佐々木編集長の引きだし方が上手なのか、夏野さんもうまく答えられてストーリーになってますね。
経営者(キーマン)本当に重要だと思います。彼らの「ちょっと先の視界感」が成否を握る事が多い。
当然、周りには優秀なブレーンがいて、共に組み立てているとは思いますが、そのメンバーでビジョンが見通せているか。
LINEのくだり
「タクシーとかフードデリバリーとか。そちらの方向に行っている間に、スカイプが見よう見まねでスマホ対応を進めて、アプリの世界でも少し復活してきてしまった。」
非常に同意。最近の新サービスは少し雑で、LINEでなければならない、今のLINEのプラットフォームを活かしていないサービス設計になっていない。
プライベートのシナジーとして、中心にチャットがあるはずだが、全くそれを利用しないサービスもあり、粗が目立ちます。
さて、日本のモバイル2020、このような勝者は生まれるのか?
これから海外ビッグ4の特集になるかと思いますが、やはり戦局は彼らのプラットフォームに握られてきている感も強い。
当然、弊社も私の肩書きの通り、指を加えているつもりはありませんが。。がんばろう。
#プロピッカーの牧野さんに、私のこの特集への意気込みのコンテキストを理解いただいていたとは、、感動しました。ますます止められない(笑)LINEとSkypeの下りは、Googleがサービス広げつつも検索がコアであり続け、磨き続けたのと比較すると面白い。
メッセージアプリ以上のアプリはでるか?個人的には出ないと思う。最近思っているのが、アプリではなく、またブラウザなりの世界に戻るのではないかということ。ウェブの歴史を振り返ると、ポータルブーム(ヤフー)があったが、結局ネットの本質は情報や機能の無限拡大で、無限にあるものから探すという点で検索エンジンの時代になり、ポータルへの一極集中は減少していった。
FBもメッセンジャーを切り出したりしていて、アプリの量が増えてくる。つまりネットの本質の情報・機能の無限拡大の結果、一個のアプリで出来ることの最適量を超えた。ニーズに応えるアプリがどんどんできると、その間の移動が面倒でしょうがない。そうすると結局何でもできるブラウザがいいのではないかと思い始めている。課金がアプリだとプラットフォーム任せにできるから楽といった部分をどう再構築するかという課題はある一方で、審査などで依存しなくて済むというメリットもある。
経営者に関しては、「一部の会社は9割が経営者できまる」と思う。その一部の成功例・失敗例を見ると「経営は社長が9割」という言葉が真実。それはビジョンを掲げて、人を吸引して、徹底して執行している企業。一方で全ての会社がそうではないし、昨日の椎名さんの記事のように要素がからまっている企業が多い。トヨタがあそこまで大きくなったのは経営者一人か?GEは?経営者を生むプロセスがあって、現場の技術力や、百年とかかけて醸成された企業文化もあったから。ターンアラウンド案件として有名なLEGOも、経営者として入ったクヌッドストープCEOの功績は言うまでもなく大きいが、功績を残せたのはLEGOが元々ブランドやコンセプトがしっかりしていたから。
それを活かせるか活かせないかの判断の9割が経営者という点では経営者は重要なのだが、同時に現場が活性化していなかったら持続しない。現場としても「経営者が9割なんでしょ」となる状況は活性化しにくいと思う。だからあえて「経営者が9割」とは言いたくない。
https://newspicks.com/news/1061485