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イランメディア、「極超音速ミサイル『ファタ』を初使用」と報道

毎日新聞
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  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「ファタ」というか「ファッターハ」(アラビア語で「勝利者」)ですが、イランの革命防衛隊が開発した最新鋭の超音速弾道ミサイルです。マッハ15に達します。
     2024年4月の攻撃で使ったドローンなどより、はるかに高コストです。

    イスラエル軍や米軍のミサイル防衛を突破するためには、
    ① 数による飽和攻撃
    ② ミサイルをとにかく速くする
    が考えられますが、①は、4月の攻撃の時はあまりうまくいきませんでした。
     革命防衛隊も②が必要なことはわかっているので、おおくのコストを割いて、ファッターハを開発してきました。


  • 鈴木 一人
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    東京大学 公共政策大学院教授

    イランが弾道ミサイルを使ったとは思うが、極超音速って、一度宇宙に出て再突入するミサイルであれば極超音速になるので、別に当たり前のことなのだが…。なお、Fatah 110は短中距離ミサイルで弾道ミサイルではない。


  • 布施 哲
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    NECシンクタンクのIISE特別研究主幹、信州大学特任教授、海上自衛隊幹部学校客員研究員 前Zホールディングス経済安全保障部長、前テレビ朝日ワシントン支局長

    極超音速ミサイルの迎撃が難しいのは単にスピードが速いからだけではありません。高速かつ複雑な機動を弾着する最終段階でするので迎撃が難しいのです

    米軍の迎撃ミサイルSM-3は放物線を描く弾道ミサイルの未来予測位置に向かって突進して目標(正確には弾頭)を直撃して破壊します。弾道ミサイルはボールのように単純に放物線を描くように飛翔して落下するので未来予測位置を特定しやすく、先回りも容易だからです。

    しかし極超音速ミサイルはいわゆるジグザク運動に似た3次元の動きを加えることができるので、迎撃ミサイルが先回りして待ち受ける未来予測位置が計算しにくいのです。直撃直前に複雑な機動で位置を変えられてしまうと、迎撃ミサイルはスラスターで突入コースを修正しなければならず、SM-3はそれが可能ですが、その分、高価となり数を揃えることができません(SM-3は1発20億円前後)。

    そもそもイランのミサイルの質は悪く、ちゃんと発射されない、発射されても飛翔しなかった、という可能性もあります。

    4月にイランは弾道ミサイル110発、巡航ミサイル30発、ドローン150機をイスラエルに発射してますが、両ミサイルの半分は発射後に動作不良で墜落しています。無事に(?)発射、飛翔したミサイルのうちの半数を米軍が撃墜しているのですが、速度の遅い巡航ミサイルとドローンにいたってはイスラエル領空に到達することなく撃墜されています。

    ちなみに米軍のミサイル撃墜手段は、地中海を哨戒中のイージス艦からのSM-3、SM-2、SM-6系列の迎撃ミサイルだけではありません。ヨルダン、シリア、イラクなどに展開しているF-15戦闘爆撃機がドローンを撃墜しているほか、イラク配備のペトリオット地対空ミサイルもミサイルを撃墜しています。

    どれだけイスラエルが強硬手段に打って出ても米国が重層的な迎撃網で守ってくれる構図があるわけです(裏では米国は必死にイスラエルに、正確にはネタニエフ首相に自制を求めていますが)。

    ここまでして米国がなぜイスラエルを特別扱いして、軍事的に庇護するのか。いかに世界最強の軍事能力を誇る米国をしっかり自国の防衛に引き込めるか。そのために学べるものはなにか。

    地位協定の見直しや片務性解消の議論も結構ですが、日本がまずしっかり研究すべきはここではないでしょうか。


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