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イランが弾道ミサイル攻撃、180発超 イスラエルは報復示唆

Reuters
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AI要約

  1. 1
    イランがイスラエルに弾道ミサイルを発射し、報復行動として180発以上のミサイルがイスラエルに向けて攻撃された
  2. 2
    米国はイスラエルへの支持を表明し、イランの攻撃に対しては厳しい警告を発した
  3. 3
    国連は中東情勢に関する会合を開催予定で、原油価格が一時急騰し、事態の悪化が懸念されている
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コメント


注目のコメント

  • 菅原 出
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    国際政治アナリスト 危機管理コンサルタント

    イランの最高指導者ハメネイ師はじめ、イランの指導部は、ヒズボラのナスララ師殺害後、「イスラエルへの対応を主導するのはイランではなくヒズボラである」といった声明を発表し、イラン自身による報復について一切その意図を示していませんでした。
     最近のイスラエルによる常軌を逸したような攻撃に際して、イラン指導部は、自分たちの身の安全の確保を最優先させ、イスラエルと直接対峙することを回避する方が賢明だと判断したのではないか、と筆者は分析していたのですがイランの意図を読み間違っていたようです。
     イランは、「狂気の沙汰」としか思えない今のネタニヤフ首相に対してケンカを売ることのリスクを承知のうえでイスラエルに攻撃をしたことになります。
     イランは今回米国や近隣諸国に事前通告を行っておらず、イスラエルもミサイル攻撃の兆候を認識したのは攻撃の数時間前だったと報じられています。またイランは極超音速弾道ミサイル「ファタ」を使用したとしており、今年4月の攻撃とは異なり、イスラエルとの全面戦争を辞さない構えで攻撃をした可能性があります。 
     イスラエルがイランに報復攻撃をすることはほぼ間違いなく、極めて危険な状態です。米国はイスラエルを止めることが出来ず、イスラエルも米国の圧力を考慮せずにフリーハンドで攻撃ができる状況にあります。こんな危険な状況でイスラエルと直接戦うことを選択したイランの指導者は、自分たちの体制維持よりも、「抵抗の枢軸」の勢力維持を優先させたのか、どんな戦略的な計算をしたのか不明です。
     米国はイスラエルの防衛には全面的に協力するはずであり、イラン系武装勢力が米軍基地に対する攻撃を激化させる可能性もあります。中東地域の米軍基地のある国は、最悪、この戦争に巻き込まれる可能性があり、最大限の注意が必要です。
     イスラエルによるイランへの報復攻撃がどこまで拡大するかわかりませんが、今のイスラエルであれば、イランの今回の攻撃をはるかに上回る大規模な報復攻撃を行うとしても不思議ではありません。イランの政治指導者を狙った攻撃、軍事施設だけでなく石油関連施設などのインフラ施設や、最悪はイランの核施設に対する攻撃も視野に入れるべきではないかと思います。
     中東はイランとイスラエルの全面戦争というかつてない極めて危険な状況に陥っていると言えます。


  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イランは、今回は、ほぼ全て弾道ミサイルによる攻撃でした。
     30分間で約220発を発射。
     2024年4月に攻撃を仕掛けた時には、400発ものドローンや巡航ミサイルを撃ちましたが、ほぼ全て米軍とイスラエル軍に撃ち落とされたため、今回は弾道ミサイル中心にしています。
     明らかに4月の時よりもイスラエル国内に着弾していますが、人的、物的被害はそれほどなさそうです。死者1人は出ています(ヨルダン川西岸地区のパレスティナ人)。

    同時並行して、銃やナイフで武装したパレスティナ人複数が、テルアビブの公共交通機関などを襲撃していて、死者が少なくとも6人は出ています。
     こちらの方が人的被害は大きそうです。

    問題は、この後です。
     イスラエル軍は、イラン本土に対して攻撃を行います。おそらく24時間以内に。
     一番狙われやすいのは核開発施設ですが、他のインフラや、指導者個人を狙う攻撃もありえます。
     原油関係インフラなどを狙われたらイラン側も防ぎようがないでしょう。
     イランが大きな損害を受ければ、イランはイスラエルに対してさらなる攻撃を試みるでしょう。


  • 蛯原 健
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    リブライトパートナーズ 代表パートナー

    予想通りほぼ撃ち落とした。米国政府は早速攻撃失敗をオフィシャルに発表した。死者は今のところゼロ。むしろ直前にテルアビブで銃乱射テロで6人亡くなったが関係は未明。イランはエスカレートさせた格好だがやはり本気にはなれない。勝てないからだ。むしろレバノン侵攻のほうが剣呑な状況。
    というのが大筋の報道。
    トランプ支持者には第三次大戦が始まったと騒いでいるものも。少なくともハリスにはこの戦争は悪くはあっても良い事はない。数時間後には副大統領候補ディベートがある。


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