「Dropboxに市場を奪取されることはまずない」(インタビュー&トーク)
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注目のコメント
「(BOXは、)エンタープライズ向けのセキュリティとコンシューマーとしての利用体験を両立させているところに強みがある。」
「Boxはデータへのアクセスをきめ細やかに制御できるほか、どこから誰がアクセスしたのかも把握できる。あらゆものを可視化できるのだ。だからこそ、大企業や米国法務省が採用している。」Dropboxはカテゴリーが違うから競合にはならない。どちらかというとMSのOneDrive/SharePointが真の競合。ちょっとMSに近づきすぎかなーという印象。もうちょっと独立性を保ってほしい。MSは昔から提携した相手をつぶすのが得意だし。
日本はNTTコムとの提携を発表したけど、NTTコムは売り子にはなれない。あくまでもVPNのため。コンサバなユーザーを取り込もうという考えだけど、結局コスト高になって使わないというお決まりのパターンにならないように気をつけないと。
しっかりとした売り子と導入コンサルのパートナーがいないと日本市場は難しい。大学や先進企業はすぐに飛びつくけど、後に続かない。AWSがやったように、ユーザー会とパートナーコミュニティをうまく運営させないと、データを預けるクラウドサービスはなかなかうまくいかない。良くも悪くも日本は特異市場。「米ドロップボックスが提供している「Dropbox」に市場を奪取されることはまずないと言っていい。彼らは自分たちのなりたい姿が見えていないようだ。コンシューマー市場に力を入れつつ、エンタープライズ市場に触手を伸ばしてみたりしている。彼らにエンタープライズ市場を押さえることは不可能だろう。」