東大・一橋大を地方移転
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注目のコメント
荒唐無稽。
東京大学で教鞭をとり、一橋大学のアドバイザリーボードメンバーを務める中の人としての立場から言わせていただく。
まず、一橋大学はすでに地方にあり、むしろ社会連携やオープンイノベーションを促進する観点から都心回帰を進めるべきです。
次に、東京大学は教育の拠点としては東京にあるべき、研究拠点としては、飛騨にあるスーパーカミオカンデ、や北海道や愛知、秩父にある農学部の演習林、三鷹にある天文台(すべて下記リンクで見れます)、千葉の柏の葉にある先端研など、東大の施設のうち、かなりの部分がすでに地方にあることを知るべき。
自由な発想は尊重したいが、それは正確なエビデンス認識に基づくものに限る、と申し上げたい。
加えていえば、地方を強化するというならば、東北大学をはじめとする旧帝大や各都道府県にある国立大学がもっと頑張るよう促すのが、筋です。
https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/index.php
https://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/access.html
https://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/index.phpそれをいうなら、大臣のご出身の慶應義塾を幼稚舎から大学院まで丸ごと、福澤諭吉先生の生まれの大分県に移転したらいかがでしょうか。立命館アジア太平洋大学の成功事例もありますし、国際化に資するでしょう。
いっそ早稲田大学もセットで、大隈重信公のご出身にして都の西北の佐賀県に移転すれば効果的ではないでしょうか。学生数を考えれば、東大や一橋大なんかより遥かに地方活性化につながること間違いありません。
なお東京科学大学(Science Tokyo)は、その名にかけて移転しようがありませんので悪しからず。大岡山・湯島/駿河台そして再開発がなされる田町キャンパス、首都圏の好立地こそが科学技術・イノベーションの源泉です。