「日本の至宝」川村記念美術館休館に投資家の影、収蔵品売却の可能性も
AI要約
- 1化学メーカーDICが、運営する美術館の縮小や閉館を検討中で、アクティビスト投資家からの圧力が高まっている
- 2美術館はロスコなどの貴重なコレクションを有し、休館決定には経営上の厳しい状況が影響している
- 3収蔵品の大量売却の可能性があり、著名な実業家が購入の意向を示すなど、美術ファンの間に懸念が広がっている
コメント
注目のコメント
幸か不幸か、リターンが出ている(未実現益がある)良いコレクションだからこそ、資本効率として悪い状態になっている。
コレクションの慧眼が仇にもなったといえるし、一方で売却なりをすればリターンになるという点では良いこと。
あとは、なんとなく、外圧も使いながらDICとしても創業家からの卒業をしたいのではないのかなぁと思っている。
現在の社内取締役は現社長の池田氏と創業家で取締役の川村氏以外は、経営戦略部門出身でその際に「川村記念美術館担当」となっている。現在の池田氏が異端で、変化の兆しを象徴しているように見える(そしてそれを実現させたあたりが、歴代の非創業家の取締役や社外取締役の意思もあったのではないかと思う)。
また創業家の役員はパッと見る限り今は一名で、2014年からは取締役以外の職責は有していない。
DIC川村記念美術館が休館、企業の文化活動の本気度問う(日本経済新聞)
https://newspicks.com/news/10482576
DIC川村記念美術館、25年1月下旬休館-資産見直しで運営中止も(Bloomberg)
https://newspicks.com/news/10459858川村家の美術に対する慧眼の記憶は薄れるけれど、然るべき保管・修復技術と展示センスを持つ美術館に寄贈していくのがよいと思います。(ココもセンスが問われます)
個人の美術収集の粋はリスペクトされるべきですが、時が経てば個人より公に資するようにしていくのが自然かと…