ポケベル爆発、イスラエルの「戦略ミス」指摘の声 国際法違反か
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国際法違反については、もちろんそうですが、すでに過去1年で、ガザ地区で少なくとも4万人の人間を殺害しています。
レバノンでも、空爆で、ヒズブッラーを400人くらい、ヒズブッラー以外も200人くらいは殺害しています。
イスラエル軍の作戦としての評価は、これからイスラエル軍の対レバノン戦争が始まってみないと(あるいは、終わってみないと)わかりません。
敵の通信を潰すと同時に侵攻する、というのは常道ですが、事前にレバノン国境に地上軍を並べると、ヒズブッラーも当然警戒していたでしょう。
少なくとも、突発的にポケベルを爆発させたことで、中小の指揮官クラスを中心に、数百人のヒズブッラーを戦闘不能にすることはできています。米国がファーウェイなどの中国製の携帯電話や通信機器を禁止する理由はここに現れている。イスラエルが通信機器に何らかの仕掛けをしているならば米国も当然そのようにスマホなどの通信機器に細工をしたい。ただ米国の企業は独立心が高く特にアップルはそのような政府の要請を飲んでいない。これはFBIが押収したiPhoneのパスワードの解除にアップルが協力せず、またバックドアの設置を拒否した例でも明らか。
翻って中国は共産党の力が強いので中国製の通信機器に盗聴をするような部品を導入している可能性がある。米国は自分ができないことを他国がやっているかやっていると思われることに対して非常に敏感で過激に反応する。今回は米中対立の一端が垣間見れた事件ではないだろうか。ヒズボラ側がポケベル作戦を察知する寸前まで来ていたためイスラエルが取り急ぎ爆発させたとの海外報道もあります。時期尚早に暴露されるよりはマシという判断なのでしょうが、本件により同地域における紛争のレッドラインがますますわからなくっています。