マッキンゼー、1420兆円の争奪戦予告-資産運用会社が生き残りをかけ
AI要約
- 1資産運用業界は今後10年で10兆ドルの新たな資金を米国市場に導入する見込みで、競争が激化している
- 2新たな資産プールを求め、アクティブファンドからの資金流出が進む中、低価格プロダクトに向かう傾向が強まっている
- 3銀行の貸し出し縮小により、5兆~6兆ドルのプライベートクレジット市場が資産運用会社の領域になる可能性がある
コメント
注目のコメント
マス層の資産形成を(DCであれつみたてNISAであれ)進めるには、やはりコミッションの安いパッシブが中心となるため、規模(AUM)で勝負が決まる。
問題はDBの運用力向上や富裕層への訴求力ある運用 メニューを提示できるかが重要。
その上で 国内運用機関であれば 外部委託に依存しない 外国証券運用であったりプライベートセットの組み込みを積極的に考えるべき。手数料の低いプロダクトに向かう、とありますが、そうなると、ある程度の規模を運用する必要がありますね
小規模なサーチファンドを運用し始めて感じるのは、小さいうちはギャップ、つまり掘り出し物、がたくさんあるので、利回りを出せる、というのは再現性がありそうです。ただ、ファンドの規模が大きくなっていくと、一案件あたりの金額を大きくしたくなるので、コモディティに向かう、そして利回りが下がってくる。
なので、小規模案件をたくさんやらないといけないが、再現性があり、スケーラブルなのか?という疑問が生じます。伝統的なPEに比べてサーチファンドの利回りが良い?というスタンフォードのレポートもありますが、まだ規模が小さいから利回りが良いのか、それともサーチャーである社長候補が案件探しとバリューアップの責任を負うので、規模的なスケールも狙えるのか、というのはまだわかりません。銀行の収益性が必ずしも高く無い中で、手数料の高いプライベートクレジットの市場が大きくなってるのは興味深い。預金という調達手段がトータルで不採算なのかもしれない。