ヒズボラ所持の無線機が爆発し14人死亡、450人以上けが 「メイド・イン・ジャパン」と書かれたラベル レバノンで2日連続の通信機器爆発
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注目のコメント
現在の段階で、イスラエルのメディアが流している情報はもちろん、欧米のメディアが流している情報の多くも、虚報です。
イスラエルが、意図的に虚報をリークしています。
この作戦への協力者に、イランやヒズブッラーの追及の手が及ぶのを防ぐためです。
ただし、様々な虚報は流していますが、いずれも一定の事実を織り交ぜていて、それによって追及が見当違いの方に向かうように誘導しています。
それらを鵜呑みにするのは論外で、協力者の身元が割れないように、情報が巧妙に操作されています。
第2波の攻撃は、第1波のポケベルよりも爆発の数は小さかったですが、爆発の規模が大きく、死者は多く、負傷者は比較的少なくなっています。
レバノンの医療はパンク状態で、ヒズブッラーの重傷者は、少なくとも100人以上、イランに空輸されています。
イスラエル軍は、これからレバノンでの戦闘に入りますが、おそらく戦闘中でも、これまで仕込んだ工作によって新たな爆発を起こすことができます。
すでにヒズブッラーの使う暗視ゴーグルが爆発したりしています。
戦闘中、通信ができなくなれば現代戦は無理です。イスラエル軍はかなり一方的にヒズブッラーを蹂躙できる可能性があるし、それこそ戦争において必要なことです。
ヒズブッラーを一掃するには、結局、レバノン国内で孤立させ、フクロ叩きされるようにする必要があります。
ヒズブッラーを嫌うレバノン人は多いですが、その軍事力を恐れて逆らえませんでした。ヒズブッラーがどう見ても水に落ちたイヌになったと見れば、フクロ叩きにするレバノン人も出てくるでしょう。
一斉爆発のポケベル 台湾企業が製造否定「ブランド名貸しただけ」
https://newspicks.com/news/10563699/
レバノンでまた通信機器爆発 3人死亡、数百人負傷 トランシーバーか
https://newspicks.com/news/10566121/第二波攻撃。トランシーバーは日本製ICOMブランドとの情報があり、続報が待たれます。
第一波攻撃のポケベルは台湾製ですが、ブダペストの企業がOEM生産したロットに、モサドがプラスチック爆薬を仕込んだ模様。別記事のコメントを転記。
■第一波攻撃:どんなポケベルだったのか?
台湾の通信機器メーカー、ゴールドアポロ社のAR-924という品番のものでした。
ただし、この機種はライセンス製品でゴールドアポロ社はブランドだけを与え、実際の製造はヨーロッパに拠点をおくBAC社が行いました。
同社はブダペストに籍をおくコンサルティング企業でヒズボラから5000台の受注を受けていました。 ゴールドアポロ社はBACの実際の取引については何も知らないようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f66af0f68a928ace7f67d79e907b30193fed4f16
■どのように爆弾を仕込んだのか?
ヒズボラの発注情報を掴んだイスラエルのモサドが製造段階で5000台に対してPETN(プラスティック爆弾の元になる爆薬)を仕込み、遠隔操作で爆発する仕組みを入れたようです。BAC社がどのような工場を使い、どの工程でPETNを仕込んだのかは今後明らかになるでしょう。
https://www.timesofisrael.com/liveblog_entry/reports-mossad-rigged-pager-batteries-with-explosives-devices-were-imported-5-months-ago/
■なぜポケベルなのか?
ポケベルは単方向の発信のため、受信者の位置が特定されません。またネットワークがクローズドなため探知されにくいとのことです。
ヒズボラは秘密保持のために携帯の使用をやめポケベルを通信手段に変更することに決め、5ヶ月前に同製品を輸入していました。ポケベルは医療機関で主に使用されているため、医療関係者がこのロットの一部を使用している可能性もあります。
■イスラエルがやったのか?
イスラエルはコメントを出していませんが、ヒズボラはイスラエルによるものと結論づけています。またNYTなど複数の報道からもイスラエルによるものであることが指摘されています。
https://x.gd/ga1Ziイスラエルの安全保障会議は17日に、現在進行中のガザ戦争の正式な目的に「北部住民の安全な帰還」を追加したと報じられています。また同会議で、「この戦争目的を達成するためにヒズボラに対する防御的および攻撃的措置を取る」権限をネタニヤフ首相とガラント国防相に与えたことも報じられました。
戦争の焦点をハマスからヒズボラに向けることが正式に決定され、そのための「防御的及び攻撃的措置を取る」権限が首相と国防相に与えられたということになります。ネタニヤフ首相は18日に発表した短いビデオ声明で、「私はすでに述べたとおり、北部の住民を安全に自宅に戻す。そして、まさにそれを実行するつもりだ」と述べています。
現在避難しているイスラエル北部の住民を帰還させるとはつまり、ヒズボラが北部に攻撃を出来ないようにする、ヒズボラの軍事能力を削ぐことを意味しています。
イスラエルの戦争は新たなフェーズに突入しており、今回のポケベル爆破はその大掛かりな作戦の一環だと考えられます。イスラエルはガザに地上侵攻した際にもネットを遮断し、停電させてガザ住民の目と耳を奪った隙に地上部隊を送り込みました。
今回のポケベル爆破によりヒズボラ全体が混乱しており、指揮官と戦闘員、戦闘員同士が相互に交信できない状況ですから、この間に次の段階の軍事作戦が進められているのではないかと思います。すでに一部部隊がレバノン南部に侵攻している可能性すらあるのではないかと思います。
今回の事件は、イスラエルの新たな軍事目標を達成するための作戦の一環であり、ヒズボラとの戦争を本格化させるものだ、と私は考えています。