【新現象】日本で密かに拡がる「体験格差」がヤバい
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注目のコメント
子供たちが小学生の時、日本に一時帰国の際に泊まりの臨海学校に行かせましたが、今でも「嫌だった」と言っています。北海道に行ってゲーセンに群がるという話がありますが、結局「子供がやりたいこと」と「親が子供にしてほしいこと」は必ずしも同じではない。「強制的に体験させるのがいいのか」「本当に体験が広がれば幸福につながるのか」はまだまだ議論と実験の余地がある重要なテーマではないかと感じました。
体験格差は私たちのNPOの現場でも感じています。親に経済的に頼れない子どもたちからLINEで相談がきて、ひとり親の世話や祖父や祖母の介護などをしていて、経済的にも余裕がなく、学校以外の時間は家事など多くしなければならないと。自由な時間は11時からしなく、生活も厳しい。そのような状況だと自分のやってみたいことを諦めることの連続で、なんとか改善したいと思ってきています。
また、体験格差以前の問題で、私たちのオンライン相談では子どもたちや若年層に直接の食糧支援なども行なっており、毎週2000食近く送っていますが、親に頼れない子たちが食べれていません。昔から子どもの貧困自体はありましたが、今は周りに助けてくれた大人がいたりもしましたが、現在だと「助けて」といえない環境を社会がつくってしまっています。子どもたちや若年層にとっては社会保障制度も知らない、政府もオンラインでの相談環境は整えていないので、NPOがセーフティネットの役割をになっています。
インタビューを受けている今井さんの活動も私たちの活動を民間から億単位の寄付で動いており、民間からお金を集めてもう一度教育や福祉の仕組みを作り直している感覚です。国や株式会社ができないならば民間からいかに資本を集めて仕組みを作り、国や自治体、または恒久的な基金を作って民間から制度のようなものを作るのか。これからずっとそういったことが試される時代になっていきます。ぜひ関心持ってもらえるといいと思います。4ヶ月前の記事の内容ですね
https://newspicks.com/news/9937913
その時のコメントも再掲しておきます
【再掲】
大学の入試などで単純な学力だと高所得者が有利になるので、学力だけではない体験などを重視すべきという主張もありますが、むしろ習い事、ボランティア、留学などの様々な体験の方が経済的な余裕がないと参加させられないことも多く、勉強さえできれば受かる入試の方が実は公平だという主張もあり、この記事で述べている構造が正にそれですね