【図解】「移民大国ニッポン」が知らぬ間に現実となっていた
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私も夫が元外国籍(今は帰化)、私と結婚して移民となったので、自分ごとのテーマです。
ステルス移民、進んでいます。外国人財がいないと回らない状況になっているのが現状だと思います。
でも日本は鎖国をしていたり島国だったからなのか、一部の日本人は他国比較、移民に敏感だったり、ダイバーシティに対する壁がありますよね。ただ、そんな事を言ってられる状態ではないと思います。
東南アジアに行くと、街にはとにかく若い人の活気で溢れていて、高齢者ばかりの日本を目の当たりにすると危機感を感じます。
今後、日本に移民は増えていく事は間違いないと思います。
ただ、課題は色々ありますが、最もなんとかした方が良いと思うのが記事にあるような移民の子供達の教育問題、親のサポート不足問題。
現状の対策がボランティアベースなので、正直行き届いていない。学校から手紙が来ても、日本人でもよくわからないのに外国籍だとさらに意味不明な事は容易に想像できます。デジタルなど活用して遠隔でもサポートできたり工夫をしていく事で、取り残されないような対策が必要。
セーフティネットもそうですが、ハイキャリアを目指すロールモデルも必要。
以前、ブラジル関連の在留外国人学生(中高生)イベントで講演をした事があるのですが、自分たちも出来るんだと自信を持てる機会も大事だなと思っています。
という事で移民の子達の活躍を応援したいと思っています。
アクションが大事だと思うので、私も出来ることからサポートしていきたいと思っています!「2023年の受け入れ数は23万人だった。」
↑これは、新しく入ってきたのは33万6000人だったのですが、一定数が出ていった(もしくは帰化)ので、「23万人増」ということですね。
2022年に新しく入ってきたのは、31万5000人でした。
今後、毎年35万人、38万人とニューカマーの規模が大きくなりながら、日本の外国人人口は増えていくでしょう
「ステルス移民」といっても、外国人の居住人口を政府がコントロールできている国など、世界でもシンガポールくらいです。
だいたいの国は、(少なくとも公式には)政策的に外国人人口を増やそうとはしていないのですが、増えていきます。
- 非認定の難民を含め、不法滞在者のかたちで増えていき、ずっと国内にいる
-一時労働者のつもりで入れたけど、呼び寄せた家族とともにずっと定住している
-留学生として入れたけど、定住する手段を見つけた
これらは、米国でもヨーロッパ諸国でも起きていることです。
「招かざる外国人定住者」はどの先進国にもいて、それこそ米国大統領選挙でも最大の争点になっています。タイやマレーシア、トルコやサウディアラビアにもいます。
数百万人の強制送還など軍隊を使っても無理なので、実際は後追いで公認するしかない、これも世界中で共通です。追い出した国は、「ジェノサイド」と呼ばれる規模のことをやった国だけです。
留学生が就職してやがて数年で永住権を取るのと、
不法入国者が数十年居座って後追いで居住を認められるのとでは、その国にとっての長期的な影響が異なります。
現地語ができて大卒の留学生が就職して永住した方が、「招かれざる」外国人が増えるより望ましいと考える国の方が多いです。
どちらをどれだけ多くできるか、少なくできるか、が国によって違います。
日本の場合は、まだ外国人の数も少なく、コントロール外になってしまう数も少ないです。
米国などは毎年300万人、英国だと80万人くらい、外国人人口が増えていますから、そうなるとコントロールも困難です。
令和5年末現在における在留外国人数について
https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00040.html介護業界では新たな在留資格でかなり外国人採用が増えています。
以前から介護業界は人手不足で生産性をいかに上げるかが課題ですが、実は外国人を採用した施設の人達と話していると、「ほう」と思うことがあります。
それは採用した外国人向けの業務マニュアルを作成している過程で、やってもやらなくても良い業務や手続きに気づき、それが業務効率化につながると。
この話を聞いたときに、別の機会に取材したある企業(日本で知らない人はほぼいない)の日本人取締役の話を思い出しました。この企業はもともとはコテコテの日本企業でしたが、いまやグループ全体従業員の9割が外国人。
その人が「はっきり言って多国籍でチーム作ると、最初は仲悪いですよ。お互いのこと知らないし、ベースの思考がかなり違っていたりするから。ただ、チームのミッションと目標を明確化していると、自然にあなたはコレ、私はコレと互いに得意不得意を分担し合って恐ろしく出来のいい仕事をし始めるんですよ。ダイバーシティーは力ですよ」と言っていました。
同質性は居心地は良いですが、過度な重視は停滞の始まりかもしれません。