自民党総裁選 、各派閥議員の推薦を可視化 麻生派は37人が7候補の推薦人に
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「派閥解消」したうえで総裁選がどうなっているかというと、
・都道府県単位での結束が強くなった
(選挙互助をしてくれるのは結局、同じ都道府県の自民党議員が最も頼りになるから)
・「派閥とは関係なく推薦人になっていい」という名分ができたので、所属議員の人数に余裕がある派閥は、よその立候補者に推薦人を貸し出せるようになった。
最も人数に余裕のある麻生派は、本命の河野太郎氏はキッチリ支持しつつ、よそに推薦人を貸し出しています。
推薦人の貸し出しは、当然、取引があってのことでしょうから、決選投票ではうちを支持してくれるように、という約束の上での貸し出しでしょう。
上川陽子氏は岸田派ではありますが麻生派からの貸し出しで立候補できています。
(岸田派の本命は林芳正氏)
加藤勝信氏は茂木派ではありますが二階派などからの貸し出しで立候補できています。
(茂木派の本命は茂木氏)
それから、「無派閥48名」というのは、その多くは、菅義偉グループ(20名程度)と石破グループ(8名程度)でしょう。
菅グループは、小泉新次郎陣営の主力であり、推薦人20人の内、菅グループの「無派閥」議員が9人を占めています。
石破氏も、自分のグループだけでは足りないので、二階派からの貸し出しを受けています。
「派閥解消」によって、派閥間で新しいタイプの取引が可能になりました。ゲームのルールが追加されたようなものです。産経の記事でサンキー図を見ることになるとは(駄洒落ではない。英語ではSankey diagramだけど決して駄洒落ではない)。
推薦人が20人必要というのは分かるけど、21人以上いてもいいと思う。例えば推薦人を40人とか集めることができリストにそれだけ並べば決選投票で他の人に投票した時に『推薦したのでは??』と疑問が投げかけられるし(理由があれば別に翻してもいいとは思う) また多く集めることで他の他の候補者に当選の見込みが薄いことを示し有権者に交渉することだって出来ると思う。それによって一種の予備選みたいな効果があってもいいと思う。
あと個人的には『誰が総裁になってほしいか?』の1票ではなく、なって欲しい1位に2点、2位に1点みたいな投票スタイルでも面白いと思う。そうすればより嫌われている人が総理になりにくくなる。ただしこのスタイルの欠点は強くなって欲しい人を勝たせる為に2位にあえて泡沫を入れてしまうこと。ただし嫌いな人にはいれないだろう。