マスク氏のX、EUハイテク規制対象外に-影響小さ過ぎると判断
AI要約
- 1イーロン・マスク氏のX(旧ツイッター)は、EUの大手ハイテク企業規制の対象外となる見通しである
- 2欧州委員はXに対する調査を終え、サービスが不十分で収益基準を満たしていないためDMAに該当しないと結論付ける方向
- 3EUは10月にこの見解を発表する可能性が高い
コメント
注目のコメント
Xのユーザー数は多いが、企業ユーザーは多くない。結果的に収益も多く無い。故にDMA規制には該当しないという判断。DMAはあくまで域内経済に対する影響力で措置を行う枠組みであり、売上が多くないところを取り締まる意味は薄いというのは合理的な判断といえる。
XやFacebookのフェイクニュース拡散という観点では、別な判断軸での規制を行う必要はあるとは思うが、これはまだ別な話としてしないといけないだろうデジタル市場法(DMA)はプラットフォーマーによる市場支配力の濫用を防止し競争的なビジネス環境を実現する事が目的で、例えばAppleのApp Storeの手数料やアプリ外決済へのリンク禁止などが議論になります。
現状のXは確かにこの法律の対象にならないのかもしれません。問題になるほどビジネスで支配力を発揮できる分野が無いですから。スーパーアプリ化が成功すると改めて関係するようになるのかも。
現在既にガチでXに関係しEU高官とイーロンマスクの間でケンカになっているのはデジタルサービス法(DSA)の方です。こちらはコンテンツモデレーションや違法コンテンツへの対処、ペアレンタルコントロールなどオンラインサービス上の情報の安全性を守る各種取り組みを大規模なSNS等に課すものです。